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アルク†アルケミー

えっと……?


確かマンドラゴラの根とユニコーンの角を入れたところまでは覚えてるんだけど……。


あぁ、その後オークの涎を入れたら爆発したんだっけ。


あらら、ということはまた今回も失敗か。


「うーん、しかし。ここは一体どこなんだろう?」


見渡す限り、人、人、人。


普段森の中で過ごしてる私には、この人の多さに恐怖すら覚えてしまった。


「おや? 魔法使いか?」


声のした方へ顔を向けると、血濡れの女二人がいた。


一方は元々は白であっただろう髪を赤く染めて、身を守るはずの盾には棘が付いており血に濡れていた。


もう一方は真っ赤な髪をさらに赤く染め、何故か綺麗なままの大剣を持っていた。素手でその返り血……?


目の前の女二人はシールとフォリアと名乗った。


フォリア「それで、魔法使いちゃん?」


「魔法使いではありません! 私は錬金術師です!」


フォリア「錬金術師? シール聞いたことある?」


シール「いや、ないな」


フォリア「錬金術師ってのは何が出来るんだ? 魔法使いちゃん」


「馬鹿にしてるんですか? それと名前はアルクです。魔法使いちゃんなんて呼ばないでください」


シール「すまなかったな、アルク。フォリアは馬鹿なんだ」


フォリア「シールじゃなかったらミンチにしてるぞ」


やっぱり素手でそれだけ返り血を浴びたんだ……。


アルク「錬金術師というのはですね。魔法アイテムを釜でことこと煮て新しい魔法アイテムを作りだす職業のことです!」


流石に知ってるよ、という反応を期待したが帰って来たのは全く違う言葉だった。


フォリア「それってかなり凄いことじゃないか?」


シール「実際見てみないことには分からないが、多分凄いことだと思う」


もしかして、これは相当な大失敗をしてしまったのだろうか……。


沸き上がる不安を抑えることができなかった。

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