咲ちゃんすと~り~♪4
「たまには早く出来ないの!?」
‥‥何時も私は待ってばかり‥
「たまには私を待たさ無いでよ!!」
‥‥私が不満をぶちまけても何も答えてくれない‥
「‥‥もう‥嫌なの」
‥‥限界だった、待って要るこの時間が‥
「・・・カップ麺と恋人気分か?」
「あっ、キヨの分は無いわよぉ〜♪」
放置されていた私は台所で見付けた麺を啜りながらキヨとの会話を続ける。
‥‥中々の味ね。
「でっ?話は終わったの?」
もちろん、?と話の間に私を放置してまでと暗に含んでの質問
「・・・本当にダメ社員だな」
私の先制攻撃を呆れ顔で罵るなぁぁぁ!!
「はぁ〜」
うゎ〜お♪溜息のオマケ付きィィィーーー!!
「なによ?」
「判らんか?」
えっ?なに?この溜息で『You判っちゃいなよ♪』みたいなノリ
「ゲンさんとシゲさんな‥‥お前の上司だろ?」
「そうだけど?」
だから何なのよ?
苛立ちから混乱に変わって来たわキヨボケ!!
「何故、連絡を寄越さなかった?」
「えっ?忘れてたの私‥‥」
今の私ってキョトンとした表情だろなぁ〜?
‥‥本日の私の表情はとても忙しいです。
「週に一度は連絡をしないなら減給だと。」
虚空を見詰め滞在日数を数えてみると‥‥
「・・・余裕でオーヴァーじゃん!!」
それはピンチだって!
「ちょっと、バカキヨ、私を今すぐに助けろ!!」
「お前の自業自得だな、観念しろ。」
「るせー!! 二人を呼べ、話を付けてヤル!」
「二人とも帰ったが?呼び戻すのか?あと、減給の手続きは終了したそうだ。」
・・・手遅れですか。