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綾坂のお願い

あれから沢山の人に抱かれた。

会話の経験値は増えてきたが、抱かれるのはまだ慣れていない

昨日なんて色素が薄い瞳をした『お嬢様』とキスしそうになって、その後イジってきた綾坂にまでドキドキしてしまった。

『お姉さま』と再会するまでは『禁忌』を犯すわけにはいかない

もう入部して1ヶ月経つんだからそろそろ余裕でこなせるようにならないと


そんなことを考えていると終礼が終わった。部活の時間だ


「綾坂、部活行こ」


クラスメイトで同じ部活の綾坂に声をかける。


「それなんだけどサー」


珍しく歯切れが悪いな。なんか変な物食べたか?


「今日部活行かないで一緒に帰らない?」

「なんで?」

「家の用事があるんだよネー」


うん、綾坂の家の用事があるとなんで私も一緒に帰らないといけないんだい?

君とは血が繋がってないハズなんだけど

陽キャって一人で帰るの嫌なん?


「ねーお願い!」


上目遣いでこちらを見る綾坂

あざと可愛い!!

でもこのまま折れるわけにはいかない、私には『お姉さま』を探し当てるという使命があるのだ

一日も無駄に出来ない


「ダメ、部活行く」

「一日くらいサボっても良いじゃん」

「良くない、綾坂なら他に一緒に帰ってくれる友達いるよね?」

「そうじゃなくてナギっちが心配なんだヨー」


心配?

私って綾坂がいないと先輩たちと上手く喋れないと思われてる?


「大丈夫だって、先輩たち優しいし」

「そっちじゃなくて、『お嬢様』のこと。ナギっち、昨日キスしそうになったじゃん、今度キスしそうになったら私が守るからサー」


守る?

私が中学の時に綾坂を守ってた恩返しってことかな?キスしそうになったら綾坂が飛び込んで止めてくれるの?

んー?でもその綾坂に昨日、ドキドキさせられちゃって『禁忌』犯しそうになったんだよね

綾坂がいなければ、そういうこともないしプラマイゼロでは?


私が悩んでいると、綾坂は急にブラウスのボタンに手を掛けた。

元々外してあった一つ目のボタンは飛ばし、二つ目のボタンを外す。


「な、なにしてんの?」

「実験」

「実験ってなんの?」

「ナギっちが私のお願い聞いてくれるか実験」


そう言いながら綾坂は三つ目のボタンを外したので、ブラウスの隙間から見えたブラに目を奪われる。

く、黒だと?そんな子に育てた覚えないぞ

幼い身体してるくせにギャップがやばい

そういえばコイツってファッションは背伸びするタイプだったな


「お願い聞いてくれたらもっと近くで見ていいよ」

「……お願いって一緒に帰るだけで良いんだよね?」

「うん……それとも一緒に帰るだけじゃ嫌?」

「結衣!」


凛とした声によってはっとさせられる

いくら女子校でも教室で同級生の黒ブラを凝視するのは絵的にまずい

綾坂が勝手に脱いだとしてもだ


ちなみに『結衣』と言うのは綾坂の下の名

普段は名字で呼んでるから忘れがちだけど


「お、お姉」


声の主は綾坂の姉だった

そう、綾坂にも姉が居るのだ

小さい時に何回か遊んで貰った時がある

この人も赤リボンか……


「奈凪ちゃん久しぶりー」

「久しぶりです」


綾坂の姉はそう笑顔で言うとすぐに厳しい顔に切り替えて妹の腕をむんずと掴んだ


「授業終わったら校門でって言ったでしょ!」

「ナギっちが突然、私の下着見たいって言い出したから……」

「言ってない!」

「そんなのいつでも見れるでしょ……ごめんね奈凪ちゃん、また今度頼んでね」

「頼んでない!」


姉に連行されながら綾坂は叫んだ


「ナギっち、今日は部活行っても活動しなくて良いから!私が許可するから!」

「そんな権限ないだろ」


ズルズル引きずられて視界から消えていく綾坂

外出る前にブラウスのボタン止めた方が良いと思う

読んで頂き誠にありがとうございます。

感謝感激です!!


続きが気になると思いましたらブクマ、評価して頂けると幸いです。

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