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還暦厄災記  作者: 蘭鍾馗
9/20

【本厄の7】不完全右脚ブロック

2023年、私は還暦を迎えました。でも、還暦は厄年でもあって、この年、私の身の回りで様々な厄介事が起きることになってしまいました。私自身にとっては今見ても頭痛の種でしかないのですが、他人が見たらちょっと面白いかもしれない。そう思って、日記をネタ帳に、私の還暦の年に起きた厄災をまとめてみました。還暦の厄年、あなたは大丈夫でしたか?

 還暦の年を迎えてから、不整脈や動悸がよく出るようになった。


 実は、このところ朝から一時間ほどウォーキングをやっているのだが、どうもウォーキングをさぼった日ほど、不整脈や動悸がよく出るような気がする。車と同じで、ある程度動かしてやらないと調子を崩すのだろうか?

 不整脈自体は数年前から出ているのだが、この一年ほど出る頻度が増えたような気がする。で、頻度が増えただけでなく、これのひどいのが出るとちょっとした貧血のような状態になって、息が上がってしまうのである。これ、家や会社にいる時ならまだ良いが、現場に出ている時なんかに出られると、なかなかつらい。

 四月に受けた健康診断結果には、「不整脈あり」みたいな書き方がされていて、対処方針としては「経過観察」とあった。まあ、あんまり気にしなくていいのかな、と思っていた。でも、スタミナが落ちたような形になるので、現場作業に影響するようになってきた。まあ無理しないように、だましだましやるしかないか。


 これ実は、翌年の健康診断では「不完全右脚ブロック」という診断名がついたのである。何それ?

 調べてみた。

 心臓に拍動の合図を送る神経は、途中から右と左に分かれており、それぞれ「右脚」、「左脚」と呼ばれる。右脚が右心室、左脚が左心室を動かすのだが、このうち右心室に信号を伝える「右脚」の信号が、何らかの理由で中途半端に遮られるのが「不完全右脚ブロック」なのだそうだ。

 で、右脚と左脚では神経の太さなどが違い、右脚の方が細いのでブロックが起きやすいのだとか。これって神様の設計ミスではないのか?

 でも、左脚からの信号も、少し遅れて右心室に伝わるので、右側が完全に動かなくなるということはない。でも、遅れた分だけ拍動が小さくなってしまうので、軽い貧血のような症状になってしまうようだ。

 それで、これが大変な病気なのかというとそうではなく、比較的ありふれたものなんだそうで、ネットでどのサイトを見ても「まあ、あんまり気にすんな」みたいな書き方がしてある。もちろん対処方針も「経過観察」である。


 ふーん、そうなんだ。

 ちなみに、「左脚ブロック」だとかなりやばいらしい。


 まあ、この症状とは、地道に付き合っていきましょうか。


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