【本厄の3】さよならトランスミッション(1)
2023年、私は還暦を迎えました。でも、還暦は厄年でもあって、この年、私の身の回りで様々な厄介事が起きることになってしまいました。私自身にとっては今見ても頭痛の種でしかないのですが、他人が見たらちょっと面白いかもしれない。そう思って、日記をネタ帳に、私の還暦の年に起きた厄災をまとめてみました。還暦の厄年、あなたは大丈夫でしたか?
三月の最終日、天竜峡からの帰りに車が故障してしまった。
中央道の相模原あたりを走行中、渋滞の中でギアが入らなくなってしまったのである。幸い、わずかに下り坂であったため、ギアをニュートラルにして、惰性でなんとか車を路肩に引っ張り込んだ。
とりあえずJAFを呼ぶ。それから、保険会社に電話。でも発生時刻が19時過ぎだったため、今日のところはディーラーに入庫できない。レッカー会社(JAFの協力会社)に一晩置かせてもらい、翌日ディーラーまで引っ張って行ってもらい入庫という手筈になった。
レッカー車の助手席に乗せてもらい、最寄り駅まで送ってもらう。これができるのはJAFのレッカー車だけだ。入会しておいて良かったとつくづく思う。帰りの電車賃は保険会社に後で請求できる。でもレッカー車でここからディーラーまで運ぶと、なんか保険の限度の距離を越えてしまうらしいので、超えた分のレッカー代は自腹だそうだ。まあ仕方ないよね。
で、翌日無事ディーラーに入庫。一週間後に「原因がわかった」と電話がくる。変速機の中の2本あるシャフトのうちの1本が、ベアリングが焼き付いて回らなくなったのが原因らしい。
故障した日の様子を思い出してみると、実は予兆らしいものはあった。走行中にギアが抜けたことがあったのである。シャフトがスムーズに回らなくなって、その抵抗でギアが抜けたのだろう。でもその時には、まさかそれが予兆だとは思わなかった。
まあでも、予兆なんてそんなもんでしょう。地震と同じで、今にして思えばあれが予兆だったんだ、みたいな。
二週間程して、修理が終わり車が戻ってきた。ついでにクラッチも交換になったので、クラッチミートの感触が少し変わっていた。でも、ちゃんと走る。良かった。
でもこれ、今にして思えば、実は次の故障の予兆だったのである。




