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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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95/95

95.魔王国 錬金精霊の里 (最終回)

さて、大きな問題も解決したので、次に何をしようか。

失われた大陸とか、海底都市とか無いかな。海底の妖精の里はあったけど。


そういえば、呪い屋本舗の呪い玉の制作者、魔王国の錬金精霊に会いに行くの忘れていたな。

再び魔王国を訪れる。

精霊の里に行くのでメンバーはいつもの精霊の里フォーメーションだ。


「おー来たぞ、モブイチ元気か?」

「また来たんですね」

「大丈夫だ、調査は終わったぞ」

「聞きましたよ、人類の奢りが原因だったんだって、まあ魔王国も一緒だったらしいけどね」

「そうそう、科学技術が発展するに従って忘れられていかないと良いんだけどね。

 その時は一緒に潰しにいくか?」

「それいつのことですか、魔族だって不老不死じゃないんですからね。

 って言うか、あんたの方が早く死んじゃうんじゃないですか?」

「大丈夫みたいだ」

「?なに理由のわからないこと言ってるんですか、もう」

「まっ、それは良いから、錬金精霊の所に案内してくれないか?

 うちの呪い屋本舗がお世話になっている所でな、この国の東の方にあるらしい」

「ああ、あの土の柱が沢山立ってるところですか?」

「そうそう、そんな風に聞いている」

「店の人に頼めばいいのに」

「いや、いまの店主らは直接行ったことは無いみたいなんだ、初代の当主は行ったことがあるらしいん

 だが、最近は物の取引だけらしいんだ」

「なるほどね、わかりました、行きましょう。

 でも魔王国の中でも特に閉鎖的なところなんで会ってもらえるかはわかりませんよ」

「助かる、うまく会えたら改名してやるぞ」

「「「俺もいくー」」」

モブニ、モブサン、モブシも一斉に声を上げた。

「マオはいい、この名前気に入ってるから」

と、言うことで四天王の魔将4名を連れての旅となった。

いいのかね、こんな事で四天王が動くなんて。


まあ、改名してやるか。「フォイエル」「ヴィント」「バッサー」「エルデ」

はいはい、火と風と水と土ね、安直な名前なのは変わらない。


「「「「えーまっいいか、期待した我らが悪かった。でも前より大分ましか〜」」」」


壊滅的なネーミングセンスを持つ俺を舐めるなよ。はっはっはー


ーーーーーー


要所要所立ち寄り、近くの街を訪ねながら旅した。

さすが魔将四天王と一緒なのでトラブルは無い

そして、錬金精霊の里にたどり着く。


精霊の里なのでアリーに取次を頼む。


長老と共に、年老いた人間が出てきた。


「呪い屋本舗のロイといいます」


「よくいらした」

「よく来たな」


「えっと、里の長と、こちらは?」

「おお、初対面だな、儂は呪い屋本舗初代当主の『のろい 念珠ねんじゅ』という

 名前でわかると思うが、お主と同じ出身じゃ」

「あれー。初代様!?」

「ここは環境が良くてな、隠居するにはええとこじゃ」

「なるほど」


この里に転生して、錬金精霊の力を借り、呪い玉を開発して呪い屋の商売を始めるため、ジャパンゲア大陸に渡って出店したそうだ。今は妖精族が外貨を得るために呪い玉作りをしているそうだ。あの沢山の土の柱は原材料から必要な部品を作った残りのカス、産業廃棄物の山らしい。


因みに初代は、本当の呪術師だったらしい。


長老と初代に、これまでの経緯など色々とお話した。呪のカメラは是非欲しいと言われ、いくつかあげた。


ここで一つ提案をしてみる。

「さっき話した様に、『森の精霊の里』と『火の精霊の里』をもっているんだが、籠もっていて出てこない。ここの環境は素晴らしいので彼らも気にいるかも知れない。この近くで隠れ里の出入り口を設置してもよいだろうか?」

「そうじゃな、精霊は自然とともにあるのか望ましい。そうすると良い。

 代わりに、儂らにも隠れ里をくれんか」

「了解しました。ではよろしくお願いします」

「マイワールド『錬金精霊の里』クリエイト! 環境を再現

 マイワールドの出入り口を固定」


こうして、魔王国に精霊の里が増えた。魔王国は俺の管理下なので安心だ。


「フォイエル」「ヴィント」「バッサー」「エルデ」、ここの精霊を守るんだぞ。

「「「「おぅ、任せろ!」」」」


さて俺達は新たな旅に出るかーー


ーーーーーーーーーーーーーー


これで、呪い屋本舗の 神野ジンノ 呂意ロイ のお話はお終いです。

長らくお付き合い頂きありがとうございました。初心作のため、話がチグハグだったり、投げやりだったこともありました。誤字・脱字・変換ミスなど数知れずだと思います。

当初は2〜3ページの短編を想定していたので、人物相関図とかプロットとかは何も準備して無くて行き当たりばったりの毎日でした。そしていつの間にか一ヶ月以上を費やし、10万文字を超えていました。私としても良い経験になったと思います。

ほんの僅かずつではありますが、読者数が増えていくのも楽しみの一つでした。

また、次回作がありましたらよろしくお願いします。


ーーーーーーーーーーーーーー

続いて次回作の執筆中です。よろしくお願いします


錬金精霊の里は、土柱にあります。

ーーーーー

2作目、続編執筆中です。よろしくお願いします

https://ncode.syosetu.com/n2100iz/

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