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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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92/95

92.調査隊(20) エゾー大陸の邪神様

予定が延び延びになっていたエゾー大陸に来た。

ここ、寒いからね。あまり来たくなかった。

でも、以前邪神さんと約束したしね、遊びに行くってね。


今回は俺だけだ、邪神相手だしね。


寒い。真っ白な世界だ。目印が何も無い。

ちょうど北極点に邪神様の籠もっているマイワールドの出入り口があるらしい。

ほんとに、なんてとこに出入り口作ってるんだよまったく。


このあたりかな、


「おーい」


来ては見たもののどうやって呼び出せば良いのかな。聞いとけばよかった。


神様通信ってあったよね。


『あるぞ、前話したろ。よく来の、まあ入れや』


良かった気がついてくれて。凍死しちゃうところだった。

次からは連絡してから来よう。


「お邪魔します。」


『普通の念話と同じだぞ』


邪神様だ、見た感じは日本人の雰囲気がある。


「ちょっと色々聞きたくて来てしまいました。」


『来客は何年ぶりかな、まあ何も無いが』


「最近、囲炉裏端会議が流行っているので』


囲炉裏を作って座り込む


『なつかしいなぁ』


「えっ? 以前はどちらで」


『火の精霊の里でな』


「あんな暑い所で囲炉裏ですかぁ」


『昔はそれほど熱くは無かった、地軸が傾いてな』


「そんな事が起こったんですか?」


『ああ、所で聞きたいこととは?』


そこで、これまでの経緯を詳しく説明した。


『なるほど、まあ、一言でいうと、異世界からの侵略とは儂らのことじゃな』


えーーー。今まで何調べてたんだぁ。ここ、一番先に来てたら話終わってたのに。


要約すると、


5000年程前には、かなり進んだ社会が形成され、科学が世界を支配していた。

人は龍脈・地脈と行った自然の力や資源を利用し尽くし、精霊・妖精なども捕らえて酷使している社会だったそうだ。そして自然の許容量は限界に来ており、滅亡を待つだけとなっていた。

そこで邪神様と元主神様が、精霊と妖精の開放を目指して神界から現世への干渉が行われた。

神界からの介入は例外的だったこともあり、女神たちの反対を押し切って行われた。

当時は、精霊の開放=社会基盤の崩壊

だった。人類は必死になって対抗する施設まで作った。

たが神には敵わず人類文明は消滅した。消滅したと言っても滅びたわけではない。

精霊たちは開放されそれぞれ里を作って住み始めた。それに伴って自然も復活してきている。

邪神様は、邪神の汚名を受けながらもこれらを実行し、今の元主神に跡を引き継ぎここに隠居した。

魔王戦争の時、一度駆り出されたが、勝手な言い分に嫌気が差し直ぐに引きこもった。

元主神がすんなり俺に主神を引き継いだのもそんな経緯があったからだろう。


つまり、文明社会が過度に発展しなければ、異世界(神界)からの侵略(介入)は無いという事だ。

因みに次は俺がやらなければいけないらしい。嫌だなぁ。


あーでもこれどうやって収拾をつけよう。


おれが主神であることさえ黙って真実を話しておけば、話は丸く収まるかな。どうしよう。


『まー頑張れや、主神殿!』


気が重い。


ある意味、おれが邪神の使徒って事じゃないか。


調査隊には迷惑かけたな。各国にも。

でも、過去の事実を知ることが出来た。侵略を受けない条件もわかった。

これだけでも大きな成果のはずだ。過去の侵略の事実だけに怯えて暮らすよりも、侵略の原因を正しく後世に伝える事が大切だ。失念してしまっているのが悪いと言えばそれまでだ。正しく伝えず、失念すれば歴史を繰り返してしまう。


そう訴えてみよう。


『開放を忘れていたアッソー山とサークラ山、精霊を開放してくれてありがとな

 結界で保護したまま忘れとった』


忘れとったんか。酷いな。

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