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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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84/95

84.調査隊(12) クマモ王国(1) アッソー山

サンインカ王国はクマモ王国にたどり着くまで、ほとんど小さな漁村か大きめの漁村で、特筆する事は無かった。クマモ王国へは、船で渡ることになる。直ぐそこに見えているのに。

クマモ大陸全体がクマモ王国だ、大陸の中心と南に大きな火山があるらしい。

『アッソー山』と『サークラ山』だ。


これまでの流れから『火山のある所に遺跡あり』、『遺跡のある所に精霊の里あり』、だ。

ここにも遺跡があれば、惑星規模で展開した施設という事になる。すごいな。


他にも怪しい候補はあるが、サイズ的に異なると思う。

・クーナシー半島

・アマーク諸島

etc.


よし、2箇所の山へ直行しよう。長距離を移動した割にあまり情報が得られない。いい加減飽きてきた。

なんちゃって転移でショートカットだ。


ーーーーー

という事でアッソー山に着いた。ここはとんでもなく巨大なカルデラ地形だ二重になっている。外側の外輪山がありがたい形に見えるとか言う場所もあるが、省略しよう。

内側の外輪山の中は広大な平原になっている。千里はありそうだ。

その中心に、モヤが掛かっている、しかし微かに巨大なドームの様なものが見える気がする、なんと年代は感じるものの健在な様だった。隠蔽と結界が張られていて入れないらしい。

流石に隠蔽に綻びが出ているらしく、うっすらと見える気がする。


ーーーーー

入れるかな?

「アリー、中に精霊は居るか?」

「結界があってよくわかりませんが、居そうな感じです。精霊通信で呼びかけてみます」

「・・・・・」

「返答がありました。ロイ様だけなら入っても良いらしいです。」


なんと俺のみが入れるらしい。

特に迎えもなく入ってこいって事らしい。結界には神様フィルターがあるらしい。

中に入ると、そこは火の精霊の里だった。

長老たちと囲炉裏を囲んで話をする。恒例の囲炉裏端会議だ。

「はじめまして、ロイと申します」

『よう来た、ここは神しか出入りできんから、誰も来ないのだ、初来訪者じゃ歓迎する』

「えっ? 精霊も出入り出来ないの?」

『そうじゃ、我々は閉じ込められておるのじゃ』

妙な展開になってきた。

「いつ頃から?」

『もうわすれてしもうた、はっはー』

気にしたら負けというやつだな。

出してあげたいが結界を解除しないといけないらしい。俺なら出来るかもしれないが、なにか意味があって結界が張られているのなら解除するのはまずいかもしれない。大爆発を誘発する可能性だってある。

「ドームの施設を見てもよいですか?」

大昔はなんか動いているみたいだったけど、現在は結界しか機能していないらしい。破損はしていない様だが機能は停止しているみたいだ、俺しか出入りできないので誰にも見せてあげられない。カメラがあればよいのに。

ん? 結界石の台座の周りに呪い玉のような物が並んでいる。制御装置のような物か?

呪い玉?

いやいや、精霊石の様に見える。

ひょっとして、呪い玉のような物って精霊石が劣化したものとかじゃ?

新たな情報だ。

「精霊石ってありますか」

『あるぞ、ほれっ、もってけい』

と、結界石の台座の周りから精霊石を外して渡してくれた。


そーなのか、そーだったのかーーーそういうことだったのかぁーーーー


でもそれって外しても大丈夫なの?


もう外すなと言い含め

また来るっと言って外に出た。

なんて報告しようかなぁーーー


とりあえず神というのは秘密にしているので、許可されたものだけ入れるってことにしておこう。





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