83.調査隊(11) サンインカ王国
調査隊B班をなんちゃって転移で遺跡島の近くの海岸まで送った。
ホックリ王国には転移門などは無いようだ、帰りは調査隊トランシーバーで呼んでもらえれば送り返す事になっている。
調査隊A班は、翌日ゴールドバレーに転移し、そこからサンインカ王国に向かった。
ここあたりから南下というより西に進むことになる。
クレーンダンスの街に着くと、大きな湾、ワカサン湾があったが、流石に大きすぎるので遺跡ではないだろう。ここで水揚げされるカカーニも美味しいらしい。
更に南下する。何も無い。ただ海岸沿いに街道が続く。暫く進むとキノーサキと言う温泉地があった。旅の疲れを癒そうと数日滞在することにした。外湯巡りというのが流行りらしい。
宿で近くに観光地がないか聞いてみると、少し南にゲンブー洞というところがあるらしい。明日行ってみるかな。
ーーーーー
翌日、我々はゲンブー洞の前に立った。所謂柱状節理というやつで出来たドームだ。これがあると言う事は昔火山活動があった事を示す。ただ時代が桁違いに古く、探している遺跡の年代とは異なる。それに人工的な痕跡は無い。ただ、崩れてドーム状になったのは探している年代に近いはずだ。何らかの影響でドーム状に露出したのかな。
まあ観光なのでこれでよい。
ーーーーー
水族館みたいなところがあるかと思ったけど無かった。人がたくさん来るわけでもないし、温泉街以外は漁村だけだ。ハンナリー公国の人とかが湯治に来るらしい。
そこから、また何も無い街道が続く、所々に漁村があるぐらいだ。
更に進むと、シンジー湖という海に近い大きな湖のある街、イズモーの街に着いた。サンインカ王国の中心都市だ。
経験上ここは怪しい遺跡があるかも。調べてみることにする。
ここは中心に島は無いが2つの湖が隣り合ってほぼ繋がっている。
その中央に、なにかあった。ドームかどうかはわからないが遺跡みたいだ。
ここは規模が一番大きい。大きいがゆえに破壊力も大きかったのか、ほとんど形のあるものは無く痕跡ぐらいだ。言われなければ遺跡とはわからないだろう。
この街には神が集まるらしい。会えるかなっと思ったけど決まった月にしか集まらないらしい。残念だ。
女神教を布教しようとしたけど拒否られた。でも、基本は『八百万神』だから女神教とおんなじなんだけどね。
いや、同じだったからいけなかったのか。かもね。
地球でも同じ神を崇めるのに啀み合ったり戦争したり。だから問題は事実じゃなく真実を求めるからかな。
要するに『真実を求める=自己中』 であってるかな。違ってたらゴメン。
因みに女神様は実際に居るので事実です。死なないと会えないけど。




