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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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75/95

75.調査隊(3) 水の精霊の里

今度は、護衛と従者にしっかり注意しておく、精霊の里の位置を漏洩すれば処刑されると。

嘘だけど。でもきっと巡り巡って悪いことが起こると思うよ。

行きたければ、神にでも成りたまえ、ふぉっふぉっ。


まあ約束を守れない、護衛や従者は不要だ。失格である。


地の精霊たちには此処に来る間で見つけた鉱脈を採掘する許可をもらった。条件として、当然ながら精霊の里には近づかないことだ。


さて、更に山道を進むと、山の尾根に到達し、ここからがホックリ王国となる。国境だからといって塀があったり門があったり、守衛が居たりするわけではない。街道付近は別にして、広大な土地をカバーするのは難しいため、自然の境目を目印としている。


山の上から大きな湖が見える、あれがイワキ湖らしい。水の精霊の里は湖の中心にある島にあるらしい。湖には巨大で獰猛なヘビが沢山居るらしい。船で行けば丸ごとぱっくりやられる。麻痺呪い弾を使えば行けるが、友好的な訪問なので空から行こうと思う。転移でも行けるけど。

とりあえずここでも妖精のアリーに里に入る許可を取ってきてもらう。地の精霊の長から精霊通信?で既に連絡があったらしく、直ぐに許可が出た。

今回も、俺、アイス、ドラファ、アリーの4名が里に入る。ドラファに乗せてもらって島へと向かった。

護衛と従者、他のメンバーは湖の湖畔で待機、キャンプを設営する。


アウル山脈を超えてきたと言ったら喜ばれた。ホックリ山脈とは言いたくないらしい。嫌いなのだな。

最近たまに近くまで人が来るようになり鬱陶しいらしい。

長たちの歓迎を受けて里に入った。ここでも長老たちと囲炉裏を囲んで話した。

地の精霊の里と同様に、これまでのいきさつを説明した。

「それで、このあたりに何か太古の痕跡みたいなものは無いでしょうか」


『そうじゃのう、この島自体がかわっておっての、人工的なものみたいな気がするのう』


しまの中心辺りにその痕跡があるらしい。連れて行ってもらう。


「これは! サンマル遺跡のドームに似ている!」


ほとんど原型をとどめてはいないが、所々似た雰囲気がした。なんか、この湖全体がサンマル遺跡の様な施設だったのではないだろうか、そして爆発して窪み水が溜まり湖になったみたいな?

残念ながら文字のようなものは残っていなかった。

それにしても、なぜその場所に精霊の里があるんだろ。まあ、サンマル遺跡には無かったけど。

となると、次に行くロックツリー山にもその遺跡の痕跡があるのでは?精霊好みの場所とか。


湖底を調査してみたいが、潜水艇は作ってないな、一応水陸空対応の戦車はあるけど。

空高くから見たほうが分かるかもしれないな。帰りにドラファに高度を上げて飛んでもらって見てみよう。


ここでもお土産に精霊石をもらった。コンプリート出来るかも。


高高度から湖を見てみる。やはり湖底には、島を中心に同心円状に痕跡らしきものが見える。

間違いない、ここは遺跡だ。

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