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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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74/95

74.調査隊(2) 地の精霊の里

方針が決まったので、早速ホックリ王国の調査計画を立てる。

ここアウル帝国の学園都市から山を超えて西に向かい海岸に出てから海岸沿いに南下することにする。

必要に応じて東側の山間部へも行く。そして更に南下してサンインカ王国へと向かう予定だ。

メンバーは調査隊のメンバーとアイスの護衛と従者、いつものメンバーである。

あっ一人居なくなっている。精霊の里の情報を売ったはいいが、見つからなかったので詐欺罪で牢屋行きらしい。皆に言い聞かせないといけないね、ここの情報を勝手に流したら処刑されるよって。


「アリー、近くに精霊の里は無いか?」


「山には、地の精霊の里、山を超えた所にあるイワキ湖の近くに水の精霊の里があります。更に山を超え、その先のロックツリー山には木の精霊の里があります」


「ではそこ目指して行こう、なにか話が聞けるかもしれない。案内を頼む」


アウル山脈を超えイワキ湖へと向かう。


ちなみにこの山脈はアウル帝国では『アウル山脈』、ホックリ王国では『ホックリ山脈』と呼んでいる。ホックリ山脈だと呪われる感じがしたのでアウル山脈と呼ぶことにした。


所謂、街道というものは無く、道なき道、獣道などを通って移動している。両国とも海に面し特に交易の必要性は無いと思われる。目印になる物も山しかないのでよくわからない。アリー頼みだ。

衛星を打ち上げたいな。

山では多くの動物や魔物と出会ったが、幸い今は食料も多い季節なので、殺気を放つ奴らは居なかった。山には鉱石の採れそうな場所もあったが、今回の目的は遺跡調査のため、地図にマーキングだけして通り過ぎた。ここはまだ帝国領なので後で教えてあげよう。鉱山開発が進めば調査対策費用も稼げるしね。


5日ぐらいでなんとか地の精霊の里の近くにたどり着いた。

護衛と従者はここで待機だ。

里に行くのは、俺と、アイス、アリー、ドラファだけだ。大勢で押しかけるわけにはいかない。

暫く進むと里の入口らしい。

里の入口といっても、隠蔽されているので見た感じなにもない。

まず、アリーが中に入る許可を取るために里の入口を超える。

しばらくして出てくる。上位者の訪問者などめったにないため、歓迎してくれるそうだ。

一応、俺(主神)、とその妻(皇女)、ドラゴンの里の長の娘の立場の者達は拒絶できないと思う。

そして、里に招き入れられ、精霊の里長の紹介を受ける。


地の精霊なので、里は洞窟の中のようだ、ここには妖精は居ないみたいだ。

彼ら自身には明りは必要ないが、我々のために洞窟内をほんのりと明るくして実体化してくれた。

里の長と5人の長老達が並び、我々と顔を合わせた。


「この度は突然の訪問を受け入れてくれて感謝します」


『ふぉっふぉっ、いやあ里のもの意外と話すのは久々じゃのう。歓迎するわい』


「今回は10年前、東の国で起きた大爆発の調査の件でまいりました」


『おお、そういゃ、以前大分揺れたことがあったなぁ。

 地震や火山なら我々土の精霊が知らぬ訳が無いので何事かと思った

 なにが起きたんだぁ。』


「サンマル遺跡という五千年前の古代遺跡を調査中に、何らかの原因で遺跡の残留設備が暴走してしまい爆発したと、我々は推測しています」


『して、此処に来た理由は?』


「はい、遺跡に残っていた記録から、古代に異世界からの侵略があってその対策としてその施設を建設したようなのです。そして、その異世界からの侵略によってその施設が破壊され、その後のことが不明となっています。破壊されても防ぎきったのか、破壊されて侵略され略奪後の世界が今なのか、また侵略に来るのか、そういった事を調査しようとしています。再度侵略される可能性があるのであればその対策をしていきたいと考えております。」


おー、丁寧な言葉使いをしても舌を噛まなくなった。俺も成長している。


『なるほどのう、しかし此処におる精霊でも、二千歳ぐらいじゃ、知る者はおらんぞぉ』


「ええ、直接知るものは居ないかと思いますので、伝説とか、遺跡とかの痕跡をたどっております。


『なるほどのう、この近くには何もないなぁ』


「そうですか、なにか昔からあるけどよく知らないものとかは」


『そうじゃ、この洞窟の奥〜の突き当りに、になにやら大きな石みたいのがあるんじゃが、我々でもよくわからんものじゃ』


「見せていただけますか」


『きてみぃ』


と案内される。

おーーー、これはアリーの居た妖精の里に合ったものに似ている。


おっ、台座に文字が書かれている。


「この文字は読めますか?」


『こりゃあ文字かぁ?』


「そうですね。象形文字のような」


『ドラファは?』


「ドラゴンの里にも似たような文字の石碑みたいなものがあったような」


「とりあえず書き写して行こう

 長、この周りに何か呪い玉のような物はなかった?」


『呪い玉?』


「この様な物です」


と言って、森の精霊の里から持ってきた呪い玉のような物を見せる。


『いや、我らがここに里を作った時には無かったのう』


「ありがとうございました」


今回の収穫はこの台座の文字か。何か一つでも収穫があって良かった。

それから、最近変わったことがなかったとか、色々と話を聞いていたらかなり時間がたった。

精霊の里では何もおもてなしが出来ないと、お土産に精霊石をもらった。

地の精霊の加護があるみたい。

その日は、皆の待機しているキャンプに帰った。



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