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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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65/95

65.サンマル遺跡へ(11) 遺跡(1)

調査隊は発掘隊と解析室があり、教授は解析室のリーダーだった。

それぞれ10人程度でローテーションを組んで3ヶ月交代で行き来しているそうだ。

学園都市から5日ほどで遺跡に着いた。観光地にしてはちょっと遠いなあ。金持ちの物見遊山か。

道中は、魔物や動物との遭遇があった程度で、特に問題なかった。


遺跡の手前に山があり遺跡が見渡せた。盆地、いや巨大な外輪山に囲まれたカルデラ?の様な地形だ。この山がなければもっと速くたどり着けるな。


遺跡はドーム型の建造物で、中心に大きいものが一個、二回りほど小さなドームが、半径1キロの同心円状に8個、半径4キロ同心円に32個ほど見えた。

精霊の里で見たものは洞窟だったから、外見上は異なる施設のようだ。


中央の大きな建物、中央ドームはまだ調査中で、周辺のいくつかが一般公開されている。小さな方の内部構造はほぼ同じらしい。

まず一般公開されているものに入ってみる。小さいと言っても近くに来てみるとかなり大きく野球場ぐらいはあった。いくつもの層に分かれ部屋がたくさんあった。中央は吹き抜けになっていて、その中央に祠みたいな建物がある。その建物の中を見ると、精霊の里の巨大な結界石の台座とよく似ているものが設置されていた。

同じだ。

その周りには、例の呪い玉が収まりそうな窪みがある台座で囲まれていた。

またドームと言っても、地上に見えている部分のことで、実際は地下もあり球状だと思われる。しかしそんな結界石の周りに呪い玉とは不自然なので、きっと結界石を守る結界石のような物が、長い年月で変質してしまったのではないだろうか。

部屋はこの施設で働くものの個室の様な雰囲気だった。

ひょっとしたら、巨大な結界石と思っていたのは浮遊石で、ドームが船の様な物とか。異界の扉を開く実験装置だったとか、惑星の位置を修正する装置だとか、想像力が掻き立てられる。


教授に連れられて中央ドームに来た。中央ドームはまだ半分ぐらいしか調査されていないらしい。

アリーが何か感じるって言い出した。教授とともにその場所に行ってみる。

そこはまだ調査されていないエリア、その一部屋に何かアリーしかわからない何かを感じるらしい。精霊の里での出来事が影響しているのだろうか。

部屋のドアはロックされているようで開かない。

「解錠!」

開いた。解呪も解錠も似たようなものか。

ひょっとして、大泥棒になれるかな。


そこは小さな実験室の様であった。機器類はなんと今でも動いているようだ、ロック解除とともに何かのスイッチが入ったようだ。

自動音声が流れだす。

『※%!✕?※#$&るるるししれれ※・・・』

聞いたことがない言語だが、俺にはなんとなくわかった、さすが主神

 未来の人類のために、このメッセージを残す。

 この施設は異世界への扉をこじ開けて行き来出来るようにする物だ。

 起源20240420年に異世界からの侵略を受け危機的な状況に陥った

 多くの犠牲を払った後、異世界の技術を手に入れこの施設を作った。

 だが、時既に遅く戦力不足で間もなくこの施設も陥落する。

 もし生き残った人類がいるのであれば再び侵略を受けたときのために

 この部屋にその技術を残す。

だいたいこの様な内容だった。

といっても、それらしい何かは無く、一つのポッドが置いてあるぐらいだ。

そのポッドが起動しだした

ぷしゅ〜ゅ〜

中には一体のホムンクルスが居た。

目を開けてこちらを見た。俺の作るホムンクルスとは少し異なるようだ。

『対象物の言語中枢をスキャン、使用言語を特定・解析、完了』


「私はナンバー81、この施設のライブラリー、質問をどうぞ」


賢い。教授は開いた口が塞がらない様だ。仕方がない俺の出番だ。


「ティム! 名前は『ラリー』」


あっ! いつもの癖でやってしまった。


「従属を確認、管理者として登録します。」


問題なかったようだ。

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