64.サンマル遺跡へ(10) 学園都市(4)
皇太子を連れて離宮に戻る。
第七皇女のアイスに、第三皇女の紹介をお願いする。
最初、なぜか怒っていたが、皇太子からのお願いだと聞いて気を直した。
家族からの紹介ということで、すんなりと会ってくれた。綺麗な人だ。まあアイスの家族だからね。
『あとは若い者同士で』と定型文を言って、部屋を去った。
話を聞いてみると箱入り皇女らしく、いつも家族か取り巻きに囲まれて誰も近づけないそうだ。過保護。
今後どうなるかは彼ら次第。しらん。
次の日に、呪い学の先生から紹介された、遺跡探索隊の人に会う予定である。
ーーーーー
冒険者ギルドの応接室で待ち合わせた。
「はじめまして、遺跡調査隊のジョーンズ教授です」
「こちらこそはじめまして、冒険者パーティ『女神教』のロイ、ラーシィ、ライディ、ドラファ、アリー、
ポーケ、そして従魔(キング、フェン、シー)たちです。」
世帯が大きくなったので紹介が大変になった。
「サンマル遺跡に行かれるということで、遺跡に関してお聞きしたい事があるとお聞きしていますが。我々も明日から再び遺跡に向かう予定なので、ご一緒にいかがでしょうか?」
「はい、是非お願いします」
「Sランク冒険者と聞いています。出来れば護衛も兼ねていただけるとありがたいです。指名依頼を出しますね」
「了解です」
「ではまず、簡単に説明します。
サンマル遺跡はこのジャパンゲア大陸の北端に位置しており、約5000年前の物と推測されています。
書物などの記録はありませんが、伝説としては『異界からの防衛システム』だとか言われる事もありますが何ら検証はされているわけではありません。
遺跡の大部分はサンマル遺跡に集中していますが、此処を中心にして小さな遺跡がほぼ同心円状に点在しています。合わせて、『サンマル遺跡群』と呼ばれています。
」
電波望遠鏡? みたい
「施設を構成している物は大部分は石ですが、材質の不明の物もあります。」
「教授! 質問いいですか?」
「どうぞ、質問は都度お願いします。」
「帝都と此処の間あたりで、巨大な結界石のような物と、その防衛施設のようなものを見つけましたが、
なにか関連しているかなあ?」
「それは初耳ですね、サンマル遺跡に行ったときに同じようなものか見てもらえますか?」
「はい、あとその防衛施設というものが、凶悪な呪いだったんだけどサンマル遺跡では何かその様な呪いの被害が出たりしてない?」
「そうですね、たしか100年ぐらい前の調査記録に、当時発掘者が不審な死を遂げた事が多発したとあった様な」
ピラミッドの呪い? みたい
「墳墓とか埋葬の跡とかはではないんだよね」
「はい埋葬関係では無いようです、何らかの儀式用の施設か、実用的な施設と思われます。
現在は、一般公開している発掘調査済みのエリアと非公開の調査中のエリアがあり。公開エリアは観光地
されていて近くは小さな街になっており発掘調査の資金源にもなっいてます。
今回は特別に非公開エリアの一部もご案内しましょう。」
「ありがとう、よろしく頼む」
わざわざ大陸の最北端に作ったのは何かの実験施設ではないだろうか。防衛施設だとしたら、都市の近くとか、なにかの出入り口の近くとかだよね。




