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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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62/95

62.サンマル遺跡へ(8) 学園都市(2)

色々言っていますが適当に聞き流して下さい

呪い学の授業の見学に来た。


「呪いとは、自立型の意思を持った魔法陣の様な物です。

 ホムンクルスに通じるところがあります。」


呪われた人形がホムンクルス?

まあそう言えなくもないか。


「火や風などの自然現象を起こすのではなく、人に干渉します。」


「催眠の呪いと催眠の魔法は、現象としては同じですが、過程が違います。呪いは直接意識に作用し

 自ら催眠状態に落ちます、魔法は魔力を使い精神状態を操作して催眠状態に落とします。呪いに魔力は

 必要ありませんが、魔力は必要です。ただ呪い自体がある主の意識があるため魔力を使い魔法を使う事

 はあります。」


「基本的には術者の意識を転写することで実現します。その意識の存続のためには魔力などを魔石などで

 供給したりします。

 基本的にはといったのは、妖精を洗脳して宿らせたり、色々な実現方法が存在するからです。」


自分はいつも簡単に呪いを作っているけど、考えてみるとどうやって出来ているかよく知らないなぁ。

こんど呪いの人形作ってみようかな。


講義は進み、


「今日は、第七皇女様が見学にいらしていますが、同行されている方が呪い屋本舗で働いている方なので、何か良い話を聞けると思います。では、どうぞ」


えっ、見学じゃないの、俺もなんか言わないといけないの?


教壇に立たされた。どうしよう。前もって言っといてよ。


生徒に注目される。緊張する。


「はじめまして、呪い屋本舗のロイといいます。

 我々は、呪いを有効利用する事を目的に活動をしています。

 呪いというと悪いイメージがありますが、使い方で有効に利用できるものです。

 ここにある呪い玉というものに呪いを封じて、ボタンを押したときに呪いが発動する様になっています。

 そして、解呪玉を使うことで容易に呪いの効果をなくす事が出来ます。解呪された呪いは自動的に回収

 されるので、呪いが術者に帰ると言ったような影響が出る事はありません。

 この様なシステムを作ることで有効利用しています。」


まずは呪い屋本舗の宣伝をした。


「各地にある呪いを採取する旅をしています。

 宣伝になってしまいますが、

 例えば、

 今回の旅で得た、『エルフになる呪い玉』と『ダークエルフになる呪い玉』です。

 機能時間を限定することでパーティグッズとして販売しています。

 ここ帝国では種族間の差別は少ないと聞いていますが、彼らは過去迫害を受けた経緯から、閉鎖的に

 なっています。これが普及すれば、街にいてもさほど違和感がなくなり、閉鎖的な関係も改善していく

 のではないかと思っています。」


「あっエルフになると言っても、容姿はそれなりですので。。。」


ちょっぴり笑いが起こる。よかった。


精霊の里の遅延発動呪いの件は言わないほうが良いと思い言わなかった。先生にはあとで聞いてみよう。

そのご、いくつかのエピソードを話して終わった。


「はい、今日は貴重なお話をどうもありがとうございました」


ぱちぱち、微妙な拍手が。ちょっと落ち込む。俺に話させるな。はずい


ーーーーー

授業が終わって、教師棟へ行き、呪い学の先生に文句を言いつつ、話を聞く


「前もって言っといてくださいよ、急に振られて戸惑ちゃったよ」


「ごめんなさい、事前に打ち合わせできなくて。でもそれなりに為になる話でしたよ」


『それなりに』、というのは『いまいち』と同意語だ。かなしい。


「これはわざと話さなかったんだけど、とある精霊の里で古代遺跡らしい所で巨大な結界石みたいな物と

 連動した遅延発動の極悪な呪いを見つけたんだけど、こういった話知ってる?」


「巨大な結界石ですか? そう言えばそんな様な物がサンマル遺跡から出土したことがあった様な」


「そうですか、我々はこれからサンマル遺跡に向かう予定なのでちょうどよいですね。」


古代遺跡の謎だっ。


「遺跡調査隊に知り合いがいるので紹介しましょうか?」


「お願いします」


なにか分かるかもしれないね。

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