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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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61/95

61.サンマル遺跡へ(7) 学園都市(1)

鉱山の街ノームガイルを出て、再びサンマル遺跡へと進む。

色々と土木工事をしてしまったので結構時間がかかってしまったが、別に急ぐ旅でもない。

アイスは自分の名前が着いた建造物が出来て喜んでいるから良かった。


あと一つ街を越せば目的地だ。


次の街は結構大きく10万人規模である。北の副都心『マギガイル』である。ここには帝国でも有数の魔法学園があり、若者で賑わっている。北の防衛の要の都市でもある。

第七皇女の訪問とあって歓迎の出迎えがあった。パレード状態である。


魔法学園ってちょっと興味があるので見学したいな。俺は魔法使えないけど。

アイスが見学の要望を告げると直ぐに許可が出た。うん、やっぱり連れてきてよかった第七皇女。

彼女も興味あったみたい。


とりあえず此処には皇族が宿泊する施設『北離宮』があるので、我々もそこに滞在することになった。立派な施設だ。そうだ、マイワールド『離宮』を作ろう。


「マイワールド『離宮』クリエイト! 北離宮を複製」

やってしまった、創意工夫のないコピペ。まだ職員は居ないけどね。

だが、アイスは大喜び。「これで何時でも来れる。」

ずっと付いてくる気満々である。


まあ、邪神様の気持ちもわかる。何も鬱陶しい輩のいる世界に居なくても、マイワールドに籠もっていた方が快適だ。マイワールドは神をダメ神にする能力かもしれないな。だから邪神なのかな。


後日、アイスと冒険者パーティ女神教が学園に招かれた。

学園長の出迎えを得て、学園の門を潜る。

魔法が使えたら入学してみたいな、俺は『魔法のようなもの』しか使えないからな。


学園内を行き交う生徒たちは、制服がぴしっと決まって凛々しく見える。シンプルだがかっこいいデザインだ。

制服でないものもいる。制服は最初の2着分は支給されるが基本的に自由らしい。ただ、揃っていてかっこいいので着てるみたいだ。

学費は結構高いが、卒業後に公務に付けば返却される。卒業できなければ当然卒業資格もなく、丸損だ。8割ぐらいは卒業してその5割が公務につく進路を取るようだ、残りの5割はお金持ちの箔付けか、冒険者を目指したり様々だ。運営は、税金と、学費と、寄付で賄われている。

学費は返却される分があるが、学園規模が縮小しない限りそれまでは運用資金として使用できる。寄付金は主に貴族対象で、爵位によって最低額が決められているが寄付金を払えば学費は要らない。


応接間に案内され、学園のことを色々と教わる。


園内は、講義室と実技演習場と講堂、食堂棟、寮棟、教師棟、管理棟がある。

寮内にはビュッフェ形式の朝食会場も併設されている。

実技場は魔法と剣のどちらでも使用できる設備がある。

講義内容は大きく、

 一般教養(読み書き、算数、歴史:必須科目)、剣術(選択科目)

 基礎魔法学(必須科目)、応用魔法学(選択科目)、特殊魔法学(適応者のみ)

に分かれる。

それぞれ、中等部、高等部がある。入試試験が有るので初等部はなく中等部からとなっている。

標準的には、中等部1年、高等部2年の3年制だ。もちろん留年すれば伸びる。留年はそれぞれ2年まで。

試験に合格して卒業できれば、帝国のエリートとして就職が可能となる。それぞれに成績順にA〜Cまでのクラスがある。

また、高等部は騎士科と魔法科に分かれる。

授業は午前中は座学、午後実技が基本である。週休二日で、休みの日に冒険者として働いている者もいる。

魔法学院と言いつつ剣術などもあるのは、魔法適性のある人材が少ないため、学園の運営資金を確保する意味もある。また、魔法剣使いという者もいるからと云うのもる。


かなり完成された教育施設だな。


今回は、座学と実技、を一つずつ見学することになった。


今日は 座学『呪い学』、『基礎魔法理論』、『付与魔法学』、『魔法陣学』

    実技『剣術』、『槍術』、『盾術』、『体術』、『攻撃魔法』、『結界術』

の授業が有る。

もちろん呪い屋本舗の従業員としては『呪い学』、そして『攻撃魔法』を選択した。




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