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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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54/95

54.帝都(6) 出発前の準備

翌日、今後の計画を立てるため、図書館に向かった。

目的の一つ、サンマル遺跡についても調べた。かなり観光地化されてしまっている様だが、まだ未発見のエリアが多々あるらしい。未だ謎に包まれた遺跡群だ。

主街道の地図はギルドにもあるが、詳細地図は一般非公開だ。しかしアイス経由で皇帝の許可を得て手に入れる事ができた。

ただし、第七皇女様アイスを同行させるという条件付きだった。移動に時間がかかるなぁ。

仕方ない。アイス用の馬車を作ろう。ただし、マイワールド『屋敷』は共通となっている。

彼女の従者用の馬車も作った。護衛用のも、仕方ない。護衛用のはあとで返してもらおう。

でもこれで高速移動可能。いつもの様に帰りはなんちゃって転移で帰る。

護衛自体は少なく8名、従者4名。護衛に関しては我々もいるので小隊レベルの護衛となる

もっとも、戦力としては女神教パーティー一つで国家とやり会えるぐらいなのでなんの問題もない。

いや、国家としてならキングだけでも滅ぼせるかな。


全部で馬車6台、護衛馬8頭 の編成になった。


ダークエルフのアウラとは此処でお別れ、ダークエルフ本部からの出向者として、帝都の教会で住み込みで働いてもらうことにした。


旅の準備をするかなって言っていたら、アイスはもう何時でも行けるらしい。事前に準備していたとしか考えられない。いつの間にか『屋敷』に自分の部屋を作り込んでいた。

ラーシィをうまく抱き込んだらしい。意外と策士だ。


出発の準備はできたが、まだやることがある。

冒険者ギルドにやってきた。

Sランク冒険者は一応移動時の報告が必要らしい。

高ランク専用窓口に向かう


「女神教パーティの移動の報告だ、行き先はサンマル遺跡の予定」


「承りました。こちらでは依頼を受けないのですか?」


「皇族の護衛を、依頼は後日出されると思う。日程等は皇族が関わるため明示しない

 行き先なども秘密で頼む」


「了解しました。極秘扱いとさせていただきます。ではお元気で」


報告を終えると、併設の酒場で耳をそばだてる。まだ早い時間のため待ち合わせのパーティーがほとんどで

飲み食いしている人は少ない。

既に邪神教絡みの話題は消えていたが、北の森での魔物の噂がちらほらと聞かれた。

サンマル遺跡へ行くにはその森を通る事になる。少し気にかけておこう。

他に気になる噂話は無かったので、商業ギルドに立ち寄ったが似たようなものだった。

次は呪い屋本舗に向かう。


呪い屋本舗でも一応出立の連絡を入れた。これより北には支店は無い。帰りにはまた納品に立ち寄る事を告げ店を出た。前日納品した『エルフになる呪い』と『ダークエルフになる呪い』はパーティーグッズとしてバカ売れだそうだ。エルフやダークエルフに対する忌避感も少しは緩和されることだろう。


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