53.帝都(5) 女神教の教会
邪神教の心懸念事項がなくなったので。
女神教の教会をいつものように ぽん! と建てた。
建物は出来たが人の手配をしないといけないな。
司祭は本部に派遣してもらうとして。その他の人員は帝都在住者が良いだろう。
まず、本部に連絡を入れて司祭の人選と準備をお願いした。
次に、商業ギルドに建物の管理人の人材派遣を頼んだ。
募集人員2名。教会建物の管理(清掃など)。
司祭が到着するまでの管理を含めてお願いしよう。
後は、必要物資の手配とその他人員手配だが、これは司祭に一任しよう。
我々は、一連の手配作業を終え、帝都観光をする事にした。
色々あって観光どころではなかったからね。
案内をアイスとその従者にお願いした。 というか、「連れて行け」ということらしい。 はい
お忍びではあるが、バレバレな一団が街を練り歩く。お察しというやつである。
これを見て絡むやつは居ないだろう。
と、思った矢先、バカが現れた。
「おいっ、にいちゃんたち、観光かいっ、案内してやろうか」
「居るんだな、お察しできないやつ」
「なんだとぉ!」
と、言う間にいつの間にか現れたSPに連れ去られていった。南無
「アイス、何か美味しい食べ物の店知ってる?」
「そーですわねー、スイーツの店なら知ってるわぁ」
「おおっ、行ってみるか」
えっと、アイスクリーム屋だった、共食いか。
「ソフトクリームがお勧めよ。最近流行りだしたの」
前世のものと余り変わらないものだった、転生者が広めたのかなぁ。
「何でも召喚された勇者の一人に料理スキルを持つものが居て、異世界の料理として広め始めたらしいの」
そうだった。そういえば看板に『異次元の味』って書いてあったな。
「帝国でも勇者召喚を?」
「ええ、十年程以前だけど、北海岸側にあるホックリ王国と国境で揉めていた時に、
今は、勇者の力もあって元の国境に戻って安定したけど」
その話を聞いてノルワルティ王国も真似て勇者召喚をしたのかなぁ
また機会があったら合ってみたいものだ
「これはこれは、いつも贔屓にして頂いてありがとうございます」
と、店長らしき人が挨拶に来た。あっけなく夢は果たされた、見た所日本人っぽい。
「あらあら、店長、今日はノルワルティ王国からの来客を連れてきたのよ」
俺はなぜか召喚に際して姿形が変わって日本人ぽくはない。ここは知らんぷりしよう。
あっライディは日本人か。対応はやつに任そう。
ライディは、懐かしい故郷の話に花が咲いた。店長とは気が合うようだ。
話題の内容から日本での十年間はこちらでも十年の様だ。どうやら時間軸は同じらしい。
帰還の方法は無いらしいが、希望者も居ないらしい。召喚時にそういう人選をしているのかな。
あるいは、『元の世界に帰りたくなくなる呪い』を掛けられているとか。。。
他の勇者たちも、軍に残ったり、店を持ったりしているらしい。
とりあえず、勇者様マップなるものを入手して店を出た。連絡は取り合っているらしい。
山間部に勇者村というのもあった。別にテーマパークとかではなく、同郷のものが集まるコミュニティの様だ。
「アイス、観光名所みたいなものは無いか?」
「最近できた、『ホラー屋敷』とか、『ドラゴンランド』とか、あるけど、人が一杯で落ち着けないわ」
「展望の良いところとかは?」
「城の最上階かしら、私達なら入れるわ。帝都が見渡せるわ」
「よし、行こう」
それから、城の展望室に行き、夕日に映える帝都を堪能した」
教会も小高いところにあるから結構眺めが良いかも、展望室を増設しようかな。




