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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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48/95

48.帝都に向かう(9) 皇女様

皇女様を馬車に招くと、あってはならない秘密の扉とかがバレてしまうが、バレても良い方針なので問題ない。

ただ、漏らせば命の保証はないとだけは前もって言っておく。

もっとも、広めようと思うのであれば、皇女に『秘密だよ』って言えば瞬く間に広まるだろう。

そう、企業のカウンセリングなどで、『皆に言いふらしたい内容はカウンセリングを受けて話せば良い』というあれだ。

ただ、技術的内容は本当に秘密だ。というか、俺もよくわからない。ので、漏洩するリスクは無い。ほしいと言われれば作るがとんでもなく高い上に、戦争などに利用されないように機能限定となる。重要な部分はブラックボックスだ。呪い屋本舗の企業秘密ってことにしておこう。


皇女様の名前は「アイス・トリー・アウル」というらしい。非公式の場ではアイスと呼んで良いと言われた。


ーーーーーーーーーー


各々のメンバーの紹介の後、『屋敷』へ招き、歓談。

護衛の騎士は、馬車の中に屋敷があるのを知って、目を見開いたまま暫く動かなかった。

まるで、階層ごとに違う世界が広がるダンジョンの様だと言われた。ダンジョンあるのか。王国には無かったな。帝国にも無いようで、最北の大陸エゾーにしか無いそうだ。ほとんどお伽噺の本の中の話だ。

いつか行ってみたい。


邪神教について聞いてみたが、最近たまに耳にするぐらいで、アイスはよく知らないらしい。護衛騎士もあまり知らされていないみたいだった。

知っているとは思うが、一応、スタンピードとゾンビ盗賊の件は話しておいた。それに邪神教が関わっていそうなことも伝えておいた。

思っていたのと異なり、割とフレンドリーに接してくれている様だ。もちろん、他の皇族や貴族が同様に接してくれるかは疑問だが。

なぜ、カエルに襲われそうになる救出イベントにのってくれなかったのかと問われたが、そんなの知らない初対面で対応できるものか、大阪人じゃあるまいし。イラワンデ共和国の人ならのれるのかな、大阪に相当する位置にある国だし。


そして2日経ち、何事もなく城門の前まで来た。城壁は見上げる高さの強固な作りで、壁の端は見えないぐらい広大なものだった。


ーーーーー 邪神教メンバー


「おいっ、帝都に着くまでに襲うんじゃなかったのか」

「バカ、あの1個小隊を襲撃できるわけ無いだろ、皇女様も一緒みたいだし、

 そんなの襲ったら討伐されてしまうじゃないか。」

「今回は諦めてアジト  じゃなかった、教会本部に戻るか。」

「あっ、しまった、城門の守衛に潜り込んだやつに足止めを指示したままだった。」


ーーーーー


城門で一悶着イベントがあるかと思ったら、皇女様と一緒に専用の門からすんなりと入れた。


先触れを出していたらしく謁見は予定されていたが、謁見まではまだ準備があるそうで、客室で暫く過ごすことになった。なぜかアイスも一緒だった。

『屋敷』への自由入出権を狙っているようだ。帝都滞在時限定で一応両親の許可を条件に了承することにしたが、引きこもる気満々だ。まあ皇女といっても第七皇女で比較的自由気ままに過ごしているらしい。

お気に入りのおもちゃを手に入れた様なものだろう。

まあ、こちらとしても皇族と仲良くするのは色々な交渉にも役立ってくれるだろうという目論見も

無いわけではない。そういう意味では手頃であるとも言える。

ノルワルティ王国の貴族として見られるより、第七皇女のおもちゃとして見られた方が良いだろう。


愛す、鳥、梟 です。

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