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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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38/95

38.ノルワルティ王国 冒険者ギルド

チート転生を果たしたロイは『呪い屋本舗』に見習い就職。従魔や仲間と共に呪いの収集や女神教の布教活動をしながら冒険する。

ここはノルワルティ王国にある冒険者ギルドの本部。

グランドマスターのアーカー・ゲランは、執務室で頭を抱えていた。

ウルス領で登録された『女神教』というパーティーの件だ、

なぜか、魔王国とイラワンデ共和国とドラゴンの里から彼らのS級昇格推薦が届いているのだ。

伯爵領の跡継ぎの長女とその婚約者が所属し、強力な従魔も仲間らしい。

話を聞くと、魔王軍の進撃をその女神教パーティーが単独撃破したらしい。


「でもなぜ撃退した魔王国側からの推薦があるんだぁ?」


自問自答である。所謂独り言。


「しかも新米パーティーと聞く」


謎である。正式な推薦状のため無視はできない。


「ドラゴンの里なんて、人が入れたのかぁ?」


どういう繋がりなのだろう。怖い

いきなりS級というのは前例がない。

いや、これが前例になってしまうのだろうか。

一応規約上は問題ない。3国以上の国から推薦を受ければ良いはずだ。

リーダーは温厚な性格らしいが、従魔は見かけによらずヤバイらしい。

試験をするのもなんか怖い、見てはいけないものを見てしまいそうだ。


「えぇい!」


ぽん!


決済印をおした。


しーらないっと。


だれか、本人に通知に行ってくれないかなぁ

えっ?殆どギルドに顔を出さないらしいし、間もなくアウル帝国に正式訪問に出発するらしい。

ウルス領のギルド長に連絡して、昇格の通知を命じよ。


ーーーーーーーーーー

ウルス領冒険者ギルド長のクーマー・ゲランはグランドマスターのアーカー・ゲランの弟である。


「ちっくしょー、アーカー兄のやろう、嫌な役割を押し付けたな」


仕方なく、領主邸に滞在しているパーティー女神教に面会に向かう。


ちょうど、アウル帝国へ出発するところだった。間に合った。


「リーダーのロイ殿、この度S級に認定されました。新しいギルド証をお持ちしました。」


「良かった、間に合った。アウル帝国へ行くのに駆け出し冒険者よりS級の方が箔が付くし、話が通りやすい。助かったよ。ありがとう」


「所で、その馬車は?、何やら本物の馬や御者で無いような」


「専用のゴーレムとホムンクルスです。良いでしょう」


「そんな物がこの国にあったのか」


「無いので、作りました」


「さすがS級? です よ ね? で は 良き旅を!?」


訳が分からないが、S級に昇格したのだ、人智の及ばぬ者達の総称だ。気にしないでおこう。

見かけや会話ではそのんな者とはわからないところが不気味でもあるが、悪人とは思えない。

やはり、S級の看板は有用なのだろう。

どうか帝国を滅ぼさないで帰ってきて欲しい。帝国の冒険者ギルドにも通達しておこう。


ーーーーーーーーーーー

一方、商業ギルドでは


ロイという呪い屋本舗に就職したギルド員は、なんかすごい業績をあげて店の幹部にまでなったらしい。

更に、女神教という冒険者パーティーのリーダーとなり、

また更に、宗教女神教を通じた大陸規模の商業基盤を持つまでに至った。

冒険者のようなランク制度は無いが、間違いなく大店レベルである。

ゴールド会員にしちゃお。会費たくさん取れるし。


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