26.ノルワルティー王国 ( 国王・王女視点 その2 )
世界が光った。
何が起こった?
それから2日後
「イラワンデ共和国からの極秘連絡です」
「なんだ?」
「今回のロイ処刑の件に関わった者達に呪いがかかったようです
解呪のためには、関わった内容を明示したうえで特定の個人に対してのみ対応した解呪玉を入手する
必要があるそうです。
解呪しないと体がバラバラになり。
発動から1週間後に発現するらしいです。
発動から既に2日経っているので残り5日、入手先はイラワンデ共和国にあるので即断をお勧めします
イラワンデ共和国では関係者が多く、パニックになっています」
先日の世界が光ったのが発動か。
関わった内容など明記できる訳が無いではないか。
しかし体がばらばらとは困ったものだ。
「解呪玉の費用は一つ金貨1、000枚だぞうです。
えっと私の分も払っていだけます?」
「こちらで関わったものは?」
「国王陛下と、王女様と、宰相の私です」
「ええぃ! 放置するわけもいかん。仕方がない許可する。
ただしお前は借金だな、儂と王女は小遣いから捻出するしかないか」
「そんなぁ〜。 そんな国王に
更に、イラワンデ共和国から金貨10万枚の賠償を請求されています。
そのまた更に、ウルス領からも、国税の免除と、賠償金を毎年100億ゼニを請求されています」
「ウルス領はなんとかならんのか?」
「断った場合、現在の力関係から独立に向かう可能性があります。
ウルス領には最強の冒険者パーティが所属し。広大な穀倉地帯、鉱山なども複数所持しています。
独立して、他の有力な領地を抱えても余裕があります。
そうなると、連なる領も増えると考えられ、国家として成立しなくなり
非常にまずい状況になっていきます。
ここは条件を飲んで特区とするのが最適かと思います。」
「国費の1割かぁ、自業自得か、各領には知られるなよ!」
忌々しいが、そうせざるを得ない。意趣返ししたいが、更に悪い状況になる可能性のほうが遥かに高い。
王女にもこれ以上手を出すなと言い含めなくては。もし守れなければ次回は自己責任で処理させるか。
考え無しに感情的に動くやつだから心配だが、その時は守りきれないな。
全く、なにもかも上手くいかない。
ーーーーー王女視点
「もーもー、なんでこんなことになるのよーー」
忌々しい。思わず地団駄を踏んでしまう
「ぜぇーんぶ、あの冒険者パーティーが悪いのよぅ。痛い目に合わせなくっちゃ
腹の虫が治まらない」
「直接的に依頼するとまたしっぺ返しを食らうので、うまくそそのかして刺客を向けさせよう
そうすればお金もかからないわ。
忖度して行動を起こしてしまうのは私のせいじゃないわよね、ふふふ
忖度最強!」
「王女様、何かお悩みで? いつもの覇気がありませんなぁ、いかがなされました?」
「魔術師ギルド長、いや、実は、先日の呪いの件で
また呪われるのではないかとか、何かされるのではないかと不安で
だって、あの時は少し解呪玉が遅れて一時バラバラになってしまったのがトラウマになって」
「心中ご察しします、何分我がギルドの呪いの扱いに長けた者でも解呪出来なかったのですから
聖教会の高位の者でもだめでした」
「なんとかならないかしらぁ〜、でもどうしようもないですわねぇ〜」
よし、これで忖度してくれるかなぁ。私は命令してないよー




