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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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22/95

22.ハンナリー公国

さて、ノルワルティー国王に『ドラゴン封呪の龍玉』を売りつけ、存在感増しに貢献したため、呪い屋本舗では準幹部に昇格した。主に呪いの採取・作成に専念して良いそうだ。

ちょっと前までは見習いだったのに出世が早い。

個人的な資産も増えて上機嫌だ。更に旅を続けるべく、ドラゴンの里を出て街道に戻る。

次の大きな中継地点は、『ハンナリー公国』である。日本では京都あたりの位置に相当するらしい。統治者のハンナリー公は、歴史的建造物や文化を大切にしつつ新たな文化へと発展させて、独特の文化圏を構成している都市国家で。いわゆる老舗が鎮座する観光立国である。学園も多数存在し学園都市とも言われている、外国からも学生を多く受け入れる事で経済を維持している様だ。


どの様な国か興味津々だ。


「ドラファ、ハンナリー公国には行ったことあるか?」


〈ない、里からはあまり出なかった。

 外部からは人は来ないので、買い出しのため何頭かは人化して行き来することがある。

 交流や観光目的での出入りは無い〉


「そうか、確かに行き来は難しそうだ。じゃあ今回は遺跡の観光とかしてみるか?」


〈たのしみだ〉


セキーガ古戦場、大きな湖のある牛肉の美味しいビーワ公国オーミー領を抜け、一週間ほどでハンナリー公国に着いた。

このあたりは都市国家が多い。


着いたのだが、期待が大きかった分、なんか幻滅させられるものを見てしまった。

趣のある古い建物だと思ったらハリボテで映画のセットみたいだった。内装は近代的なものだった。繁華街よりむしろ街の中心から離れたところの古い住居の方が歴史を感じられ趣があった。

とにかく人が多く、食べ物は見栄えだけ良くて、価値以上に高価であった。

やはりこういうのは実際に来てみないとわからないものだなぁ


遺跡はいくつかあったが、今回は探索する時間もないので、またの機会にしよう。


結局、1日滞在しただけで国を出た。



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