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呪い屋本舗  作者: ぽしょなれ


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18/95

18.ウルス領主の長女

ラーシィ視点です

私の名前は、ラーシィ・ヨードフォン・ウルス、ウルス伯爵領、領主の長女である。

母は早くに他界し、一人娘だ。再婚の予定もないらしい。

いつかは婿を取り、あとを継がなければならない。


先日、王都で行われた勇者召喚の儀式に参列したが、呼ばれたのはいわゆるお見合い大会みたいなものだ

彼らは、拉致されたようなものだが、召喚元では死んでいるので、まあおまけの人生みたいなものだろう、

天災で亡くなったということなので、老若男女いるはずだが、此処に召喚されたのは比較的若い男女だけ、

何処かで選別されているのだろう。


彼らは当初戸惑っていたようだが、諦めたのか、多くはこの世界で生きていこうと判断したようだ。

この国としても彼らに戦力になって残ってもらうつなぎとして、婚姻を勧めている、ここに呼ばれた

貴族子女はそのためだ


チャラい系が5割、俺様系が3割、真面目系が1割、冷静沈着有能系が1割ってところでしょうか

まあこちらも似たような構成かな

私は、興味の持てる相手は居なかった。寄ってくるのはチャラ系か俺様系、うんざりだ

カップル成立した者たちは王都に残ったが、私は早々に領地に戻ることにした。


お父様は期待して待っているのかなぁ


帰路で盗賊に出くわした、護衛の者たちが劣勢になって応援も期待できず、此処までかと思ったときに

彼は現れた、そしてあっという間に盗賊たちを無力化してしまった。


高名な冒険者なのかと思ったが違った。何らかの事情で森で迷って街を目指していたのだという。

命の恩人という事で同行をお願いし、道すがら色々お話をした。


彼は変わった獣魔を従えていた。カワセミというきれいな鳥と小さなスライムだ。「キング」と「ポーケ」

というらしい。意思の疎通は出来ているらしく指示に従うようだった。優秀な獣魔使いでもあるらしい。


感じの良い方で忌避感はない、そこらの貴族子女や召喚された勇者たちとは全く異なる種類の人だ。

話ははずんだが、もう領に着いてしまう。

助けて頂いたお礼として領主館でしばらく滞在してもらうことにした。


領主館に着き、父に紹介したら、なんと婚約せよ、と、訳が分からない。

詳しく聞いてみると昨日、女神様から天啓を得たらしい。

天啓を全うするため、呪い屋という所で変な呪いを入手して体調を崩していた、ばかみたい。


理解には苦しむが、悪い気はしない、むしろ好意を持っている。

彼もその呪いの力せいではなさそうだが、なぜか了承したらしい。彼も天啓を得たのだろうか?


その後、ギルド登録をしに街に出たが、彼の知り合いという冒険者希望の女性を3人紹介された、

どうやら私達に合う前に森で知り合ったらしい。

これは後で知ったことだが、彼女たちは人ではないらしい、良かった恋敵にはならなそうだ


そうこうしているうちに、勇者軍の全滅、勇者の残党を仲間にいれ、魔王軍を撃退、配下に入れてしまう

というよくわからない状況のまま、私が女神教の教祖となり魔族国に布教する運びとなった。


全く理解できないことが多いが、なぜか毎日が楽しい。良いことだ

本文で余りラーシィの言葉がなかったので、本話はラーシィ視点にしてみました。

いつの間にか投稿が二万文字を超えました。作品としては少ない方だと思いますが、正直こんなに続くとは思っていなかった。

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