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幻想奇譚

縁事

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

今回は二つの事象をかなりぼかして繋がりを書いてます。

物凄く分かりにくいと思います。

ただ繋がりはあります。

外から響く風の音。どうやら今週末の暴風雨を予期した様に、ずっと鳴り響いております。故、あの方がお呼びになっている気がして……傘を片手に出掛ける決意を致しました。

あの方にお会いする前に、私なりの規則が御座います。えぇ、何度も足を運び、より効率の良い道順があるのです。ですから、あの方の元へは最後。真打ち登場とはよく仰ったもので、お楽しみは最後にとっておきましょう。

私は傘を差し、とあるお寺様へと向かっております。えぇ、とっても特徴的なお寺様。何処を見渡しても、青銅の可愛らしい御使いが鎮座しているお寺様。初めてお参りに来た歳には、一目惚れしてしまいました。だって何処を見渡しても可愛らしいのですもの。

一礼をして、敷地を跨ぐと直ぐにお経の音色が聞こえて来ました。規則的な周期を保った木魚の音色。耐えること無く永遠に続いておいでです。今日も何方かの催事を行っておいでなのかも知れません。

その音に胸を任せながら、境内をぐるりと散策を。ずっとずっと良い香り。若草の匂いに混じって、甘い花のような香りが鼻腔を擽ります。そこに気を取られて足を止めると、木琴の様な音が聞こえて参りました。こつん、こつん……。近くの木魚の音色かと思いましたが、どうにも異なる様で……。気になって周りを見回すと、あぁ発見致しました。貴方様でしたか。

御使いの如く左右に鎮座した青銅の水瓶。そこに瓦屋根から滴り落ちた雫。その音色の様です。一度木琴と勘違いしてしまう程、可愛らしい音。ふふ。また新しい発見なのです。


「そのような事が御座いました。今日も楽しい一日で御座いますよ」

「そーかよ」

賽銭箱の上に胡座をかき、眉根を潜めてそっぽを向いて仕舞われます。

飆靡様。此処の神社の御祭神。前もって参る事をお話すると、予定日には必ずや暴風雨。全てを無に帰して、新たに縁を結ぶお方。一件粗暴そうに見えて、根はお優しい。そんな御仁。

飆靡様は私から目を逸らしたまま、黙って帰り道を指さしました。

「さっさと帰れ」

「ん……。えぇ」

私は一礼を。もしかしたら、ご機嫌を損ねてしまったのかも知れません。そう思って石段を降りて稲荷神社に差し掛かった時の事です。今日は特別に珍しい光景が。

何時もは閉ざされている社の中身が、解放されておいででした。優しい雪洞(ぼんぼり)の光漂うお社。ずっと見ていると眠たくなりそうな甘い光。何時も手を合わせるとぎゅっと抱き締めて下さる感触は嘘ではなく。本当に貴方様でしたのですね。あぁ……末社出会ってもこの様に大切に……大切に。

そうとろりと見惚れて居ると、後ろから低い男性のお声が。

「三狐神が……」

「三狐神様が?」

「繋がりのある仏さんに逢いに行くって。だから留守の代わりに良いもん見せてやれって頼まれてんだ。俺の策略じゃねぇ。勘違いすんなよ」

あぁ、もしかしたら、私がお寺様に参った時から、ずっと三狐神様は見守っていらしたのかも知れません。だって余りにも縁と(ゆかり)のあるお寺様なのですから。

神様の視点時系列


飆靡様の元へ渡が来ることを察知。

勿論気合い入れて、準備。(嵐だよ✩.*˚)

渡が最初に訪れた寺院に、三狐神様がお邪魔してる。

お、渡おるやーん!!

そこの寺院の神様に筋通した後、

芳香と飆靡様が起こした嵐使って、雨音。

多分香りはそこの寺院の仏様みたいな気が。気に入ってそうだし。

まだ三狐神様、お出かけ中なんで、三狐神様に変わって内部を見せる。


それが全て計算でやってなかったかも知れない。計算ずくかも知れない。けれども縁が重なってこうなった。

故に「縁事(えにしごと)


書きたい出会いが多すぎる。休日は!!


ちなみに

神仏習合、神仏分離、何方の世界線を爆走するかで未だに悩み中です。

でも何方にせよ関係があるから三狐神様、お邪魔してます。

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