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第2話『超ドアホ系美少女悪魔の再来』


 パチンコから帰って来た俺は、携帯の画面と睨めっこをしていた。疲れているし、料理もしたくない。俺は、Uber eatsでいつも通り焼肉弁当を注文する。


|(また、綾さんに会えるんだろうか……)


 Uber eatsは配達員を指名出来る訳では無い。ましては、また同じ配達員が来るなどレアケースだ。


 少し残念だけど、もう会えないとなると少しだけ寂しさが胸を貫いていた。


 「ピンポーン! Uber eatsでーす!」


 いつものように、俺は玄関を開ける。開けたのだが、俺は何やら危険なオーラを感じてしまいまして、後に降り掛かる面倒事を予知していたのだった。


 「あら? 草十郎さん。二日振りですね」

 「帰れ!!」

 「まだ来たばかりじゃないですか」

 「何しに来たんだよお前は!」

 「もちろん! お弁当をお持ちしましたよ?」


 絶対に嘘である。そんな訳ねぇよバカヤローが。二連続で同じ奴が来るなんて、俺はどんな運の持ち主なんでしょうか。俺の殺意メーター急上昇です。


 「分かったよ。弁当を置いたら直ぐ帰れよ」

 「もちのろんですょ〜。お待たせしました。雑草弁当でよろしかったでしょうか?」

 「逆だ逆!! 焼肉弁当だって言ってんだろ。何で雑草持ってくるねん!」

 「ハナクソより美味いと評判良いですよ?」

 「だからどうしたー!!」

 

 超ドアホ系美少女の再来である。正直この後の展開を考えてしまうと胃が痛くなるし、食事どころではなくなってしまうんだけどね。


 会いたかったけど、やっぱり会いたくなかった。初恋の先輩に激似のせいなんだろうか。変な幻想が頭の中を掻き回していた。


 でもその彼女、綾さんは俺にオムライスを作って朝方には俺の家から消えていたである。まぁ、ラブレターに近い物ではあったのだが。


 俺は、綾さんが作ったオムライスの件について尋問する。


 「オムライスを作って置いてたのは綾さんか?」

 「いえ! 絶対に私ではありません! 決してケチャップで文字なんて書いた事ないですから!」

 「いや、別に文字の話ししてないんだか?」

 「あ、草十郎さん。喉が渇いてしまいました。ビールを頂けないですか?」

 「人の話しを聞きやがれ! てか人の家で酒飲むって居座る気満々じゃねぇか!」


 ーーここからが幕開けだ。


 俺は、綾さんを全力で追い返したい。


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