第二章 登場人物紹介②
芹澤 玲士……十七歳。身長百七十五センチ。属性は土。現実世界出身。
常に白衣を身に纏っている。ぼさぼさの青い髪と眼鏡の奥に光る黒い瞳がトレードマークの生徒会副会長。自身のことを『プロフェッサー芹澤』と呼ぶことを強要してくるが、メイとソフィー以外には呼ばれていない。
普段は実験室に籠って研究を行っている。テーマは古の時代に失われた技術『魔科学』
実験室は学園長によって特殊な結界が施されているが、たびたび校舎を揺らすほどの爆発を起こしている。本人曰く失敗ではなく成功への糧だそう……毎回爆発が起きるため、リーゼが怒鳴り込みに行くのが日課となっている。
レイス・イノセント……十六歳。身長は百五十五センチ。属性は火。幻想世界出身。
青い目、センターわけの透き通るような白髪をしている生徒会会計。
朝がめっぽう弱く、遅刻の常習犯である。
普段はとても明るい笑顔を絶やさない性格だが、裏で行う仕事の時は冷酷無慈悲な一面を持つ。隠密行動を得意とし、常に懐刀を所持している。身体能力は学園一であり、普段から神出鬼没である。メイに学園内で声をかけた人物である。(二章第十二話参)
現在は学園長の命を受け、ある人物の調査を秘密裏に行っている。
アビー……三大妖精セカンド『ノルン』と常に行動を共にする女性。身長百六十一センチ。幻想世界出身。
彼女は妖精ではなく、ある出来事がきっかけでノルンと契約を交わす。
性格は冷酷無慈悲であり、一番強く、美しく、正しいと思っている。自分の理想とする世界を手にするためなら手段は選ばない、病的な狂人。創造主ですら自らの目的のために利用しようと考えている。ノルンのことだけは姉のように慕っており、双子の姉妹と見間違うほど瓜二つである。違うのは右目を前髪で隠していること、セミロングの髪形をしていること、コバルトブルーの瞳をしていることである。サソリとトランプのダイヤをモチーフにした『ポイズニングダガー・スコルピオ』を携帯している。
彼女の二つ名は『魔法を消し去る者』
過去に学園長と因縁めいた関係があったと思われる。
ファースト……三大妖精のトップに君臨する。現段階では全てが謎に包まれている。警戒した学園長がレイスとともに行方を追っている。




