夢の世界へ
いよいよ物語の1つの要!夢の世界に入ります!描写とかとぼしいと思いますがご了承ください。
意見やなんかありましたらドンドン言っていただけたら幸いです。
無我の家でゆったりと過ごしてる2人。
無我はリビングにある3人位掛けれるであろう布製の白いソファーに腰掛スマホを弄っている、一方キセラは家の中、台所で見つけたプリツ両手に(キセラには長いので半分に折った)持ち探索している。
「使い勝手がウチとしては良くないわね、それは当たり前なんだけどまぁ~ウチにかかればこんな高い壁なんてたいしたことないんだけども」
そうゆうとキセラはまたポーチから手袋らしき物を取り出し手にはめて台所のカウンターをクモが壁を登るようにペタペタと登っていった。
カウンターの上まで登りきってリビングの無我の方に体を向けて話し始めた。
「はいっ注目!今日の夜あと数時間後の事なんだけど、第一段階の調査に入るわよ!まずは八城っちの家に向かい寝てる所に行く!ここからスタートね!」
スマホからキセラに目を移して突然のお宅訪問に少し戸惑う様子の無我。
「えっえっ僕も家に行くの?遊びに行く感じで行くの?どうしよう、連絡しとかないと!」
キセラは呆れた様子で口をポカ~ンと開けて次に言葉を返す。
「違う!遊びに行くんじゃなくて、寝込み中に入りに行くの!」
「寝込みにぃーーっ!!何それ襲う流れが浮かんで仕方ないだけど!」
「あなた面白いわねっさすが運命的な出会いをした人ね」
続けてキセラが話す。
「さっきも見たでしょ?この手袋もこっちは朝出したスプレーね!ウチ達独自の科学と能力をいかした道具があるのよ!」
またまたポーチから鉄の塊、サイコロに似た物と手持ち花火サイズの代物を取り出した。
「こっちの四角いブロックが磁石ね!でもボタンが付いてて押せば、、、」
カウンターから2~3メートル位離れてるソファーに腰掛ける無我のスマホがサイコロへと吸い寄せられた!
「うへぇ~~どっなってるの??スゴイ力でもっていかれたよ!!」
「ふっふっふっどうよ!!普通の磁石の10倍~100倍まで磁力を上げれるマグネックスよ!直線上の目掛けた物に力を使えるの!」
「そしてこっちのアロマなんだけどこれ、今使っちゃうと寝ちゃうから作戦実行でのお楽しみね」
「寝ちゃうの?何かそれは親しみが持てそうな一品だね!こっちにも有りそうだし」
「10倍よ10倍!この意味があとでわかるわ」
キセラは無我に不適な笑みを浮かべる。
少し時を進めーー時刻は夜23:00時!家の2階にある無我の部屋。
軽く寝ていた2人に目覚ましが鳴り響き慌てて起きる2人。
「おわぁ!何々??朝!?」
「ウチのナイフォンのアラームよ!ふぁ~あよっ~しとっ準備するわよぁ~!」
「うん!格好はジャージでいいかな?動きやすいように着てたんだけど?」
「なんだもいいわよ、やけに乗り気ね?怪しい作戦に対して?」
「だって八城のためでしょ?悩み抱えてるんならなんとかしてあげたい!」
「へぇ~いい事ね友達なんだもんねっ!よしじゃ~行くわよ......何してんのよ?」
無我は身構える様な体制で、へっ??っと言わんばりの顔をキセラに見せる。
「家まで案内と移動はあなたよ!!もしかして飛んでいけるとでもおもった??」
気が抜けた様にだらぁ~~と腰を下ろす無我。
「はっはぁ~そうゆことね、何か道具でもでるかと構えちゃったっ」
「そんなに出ないわよ!あと2~3個程度よっ飛べるような物はありません!」
2人はこっそりと家を抜け無我の案内で八城の家まで進みだした。
「僕は何をしたらいいの??見張りとか??」
「随分と楽な役目を選択したわね!尊敬しちゃうわ」
不憫ににが笑いを見せる無我。
「一緒に夢に入るの!!方法は本人の前で説明するから安心して!」
「えっ~~入れるの??どうして?小さくなれるとか??」
「ちょっとっ小さくなって体の中に入ってもそこは体の中でしょ~に!?」
「意識に入るの!説明は現場でっていったでしょ?」
「ちょっとワクワクしてしまって、ついっごめん切り替えます八城の為だもんね!」
「よろしい!!(本当なら1人でやるものだけど偶然にも親しい無我がいるし早めに終われそうね)」
ビシっと決めた後頭の中で巧みをこぼすのであった。
2人は八城の家の前までたどり着き軽く打ち合わせをする。
「いい?とりあえず八城が寝てる部屋まで行かない事には始まらないのよ、ちょっと待ってて」
おもむろにナイフォンを取り出し2階建ての住宅、八城の家をナイフォン越しに見はじめた。
「えっ~~と何処だ何処だ~~とっ居た!2階の左の部屋ね!窓から入りましょう!」
「えっ登るの2階まで!?どうやって登ろう??」
「ウチはこれがあるけど、あなたは自力ね!塀や壁やらで頑張って、窓位開けて待っててあげるわ」
そう簡単に言いあの手袋で壁をつたい登って2階の窓へとたどり着いた。
「よしと、あとは窓の鍵をこのマグネックスでと」
昼間見たスゴイ磁気を発生させられる道具で窓の鍵を外から下ろし窓を開けて中へと入った。
「入ったわよ~頑張ってここまで来て!」
小声でキセラが無我へと話す。
「うぅ~出だしからミッションでかいなぁ~...おし!がっがんばる!」
2階の窓から見守るキセラ、まず塀に登り窓のある位置の真下へ来た無我
「そこからジャンプしなさい!窓の開いてる所につかまればいいのよ!」
「簡単に言うけどさぁ~~っ」
と少し弱音を吐くが足に力を込め思い切って塀から飛んだ!
「ふぅ~わぁ~たぁ~~~!!」
声にならない声が息として口から漏れるも本人は凄く真剣に全力で飛ぶ。
バァっとなんとか開いている窓の取っ手に手が届き、もがきながらも部屋の中へと入れた。
「ふぅひぃ~~やったぁ~~...」
「やれば出来るじゃない!少し準備するから休んでていいわよ!」
力をふりしぼったジャンプに部屋の中で四つんばいになり息を漏らしている無我だが、ふと横に顔を向けるとそこに八城が寝ていた。
部屋の中は涼しく感じたが八城の顔には少し汗がちらほらと見え若干苦しい感じに無我には見え気持ちを落ち着かせ心配の目を向けた。
「息落ち着いたわね、早速だけどこれ耳の裏に付けてくれる?ここからは慎重に行くわよ!ウチも初めてだから」
「うん」
真剣な目と表情を八城へと。
手渡されたのは無我の感覚で病院で主に目にする心電図を測る時に用いる粘着面があるだいぶ小さめの四角い器具、胸や背中に貼れるタイプのあれだ。
粘着面を首筋より少し上耳の裏に付ける2人。それはキセラのナイフォンへと線が延びている。
「まず意識の同調をするわ、ここからは心理学がかかわってくるんだけど深く気にしないでウチは新米だから説明に余裕がもてないわ」
緊張した感じのキセラがそこに居た。さっき家までのキセラは嘘だったかの様に真剣差が伝わっていた。
ポーチから小さい壷、もしくはポットに近い物を取り出し穴の開いた所へ昼間家で手に持っていたアロマと言っていたキセラの手より少し長く細い棒状の物を刺しマッチで火を付けた。
キセラサイズのマッチなのでほんのり小さい火が点って消えた!
「ここから時間と精神の勝負よ!このアロマが尽きるまで時間として1~2時間の間に八城の意識に入ってオーラが薄くなってる根源を見つけないと時間切れ!」
八城の部屋に甘い匂いが立ち込めてきた。
「なんだか...すご..くねむく...なって..き...」
「早っちょっとウチより先に入ってどうするの?予想外ね、こっちの人への効き目考えてなかったわ大体寝てる時に使うものだと認識してたし...よ~しウチも入るわよぁ~八城っち大丈夫いつも通り気楽で楽しい夢に導いてあげるわぁ~!だから少し我慢してね!」
部屋に霧に似たもわっとした空間が包みキセラはナイフォンを八城のおでこに置き、寝ている枕の横に小さく座り目を閉じた。
「あなたの浅い眠りと深い眠りの間に入らせてもらうわ!すでに行ってる人が1名いるけど気にしないで!じゃ~いくわね~いざ!!夢の世界へ!!!」
道具の細かい説明やら何故夢の中に入れたのかとうはこの回が終わったら付け加えていこうと思います。
まだまだ書きたい物が頭に次から浮かんできてます、この話しが始まりに過ぎませんので誰かの目に止まってくれたらいいです。