敬老の日(二百文字小説)
掲載日:2019/09/16
連休前の設定です。
「もしもし、母さん」
「お前かい? どうしたんだい?」
「もうすぐ敬老の日だから、帰ろうと思うんだ」
「けいろーの日だけに?」
「つまらないダジャレを言わないでよ。高速代を振り込んで欲しいんだ」
「エアガンで前の車を撃つつもりかい?」
「そんな事しないよ」
「高速代がないならバスで帰ればいいのに」
「マリーアントワネットみたいな事を言わないで。バス代もないよ」
しかし母は通話を切っており、息子はそっと受話器を置いた。




