敬老の日(二百文字小説)
連休前の設定です。
「もしもし、母さん」
「お前かい? どうしたんだい?」
「もうすぐ敬老の日だから、帰ろうと思うんだ」
「けいろーの日だけに?」
「つまらないダジャレを言わないでよ。高速代を振り込んで欲しいんだ」
「エアガンで前の車を撃つつもりかい?」
「そんな事しないよ」
「高速代がないならバスで帰ればいいのに」
「マリーアントワネットみたいな事を言わないで。バス代もないよ」
しかし母は通話を切っており、息子はそっと受話器を置いた。
連休前の設定です。
「もしもし、母さん」
「お前かい? どうしたんだい?」
「もうすぐ敬老の日だから、帰ろうと思うんだ」
「けいろーの日だけに?」
「つまらないダジャレを言わないでよ。高速代を振り込んで欲しいんだ」
「エアガンで前の車を撃つつもりかい?」
「そんな事しないよ」
「高速代がないならバスで帰ればいいのに」
「マリーアントワネットみたいな事を言わないで。バス代もないよ」
しかし母は通話を切っており、息子はそっと受話器を置いた。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。