表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

喫茶・ノワール

 クローリドは、黒いブーツを鳴らしながら桜の並木道を歩く。周りの雑音は、クローリドの耳には届かない。

白いイヤホンから流れる音楽が、全ての雑音を消してくれる。

クローリドは、音楽が好きだ。音楽を聴いてるときが、クローリドにとっての癒しの時間だ。

 この並木道には、いくつかお店があり、ちょっとした人気になっている。

クローリドは、ピタッと一軒のお店に止まると、看板を見た。

お店の名前は、「喫茶・ノワール」

白で統一されている外見は、見栄えがとてもいい。

クローリドは、そのお店の中へと入っていった。


「いらっしゃいませ。」

一人のウェイトレスがクローリドを出迎えた。


「個室番号1373」

「パスのご呈示をお願いします。」


クローリドは、携帯端末のディスプレイをウェイトレスに見せた。

そこにはお店の名前と、使用許可個室の番号、クローリドの名前が書かれていた。


「確認しました。使用許可個室番号1373へ案内します。どうぞ。」


ウェイトレスは、奥にある個室へとクローリドを案内した。個室1373の前で、ウェイトレスはクローリドの方を向いた。


「こちらが、個室番号1373です。他に御用がありましたら、個室にある端末でお知らせください。」


と言い、去ろうとするウェイトレスをクローリドは呼び止めた。


「ちょっと待って。呼んで来てほしい人がいるんだけど、いい?」

「はい。誰でしょうか?」

「店長。部屋に入っていいからって伝えて。」

「かしこまりました。」


ウェイトレスは、クローリドの言葉を聴くとオープンテラスの方へ行った。

部屋に入るなり、クローリドはソファに座った。

しばらくして、コンコンっとノックされる。クローリドが、答える前に扉が開いた。


「おそよー!クロ!喫茶・ノワール店長のノエル・アンアーリングでーす!」


ピンク色のワンピースに白いレースのカチューシャをつけた金髪の女の子が入ってきた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ