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エビローグ

くうちゃんは案の定、チームをやめたいと言ってきたらしい。

タツキにも何も話していなかったので、タツキはチームをやめることをとめたらしいのだが、

『これ以上辛い思いをしたくありません』

と言ったらしく、タツキは私にその話をしてきた。

私は

「辛いっていうならやめさせてあげようよ」

と言うのが精一杯だった。



そんなこんなで迎えた誕生日。

今日はバイト先のみんなでカラオケに行こうということになった。


カラオケに着いて、みんなで雑談をしていると、大きなケーキが出てきた。

先輩たちが用意してくれたらしく、

『ハッピーバースデー、さやかちゃん』

とチョコレートで書いてある。

「夜の部、紅一点だけど、いつも頑張ってくれてありがとう!!」

と田中先輩が言い、乾杯となった。

そして、プレゼント大会に。

田中先輩からは

「年中肩こりって言ってるから」

といってハンドマッサージ器をもらった。

その他先輩たちからは、かわいいポーチやネックレスなどをもらった。

先輩たちが女物売り場にいたことを考えると笑えてきた。

笑っていると、田中先輩からチョップをくらった。



そして、今日はもう一件の祝い事があるらしい。

私は何も聞かされていなかったが、田中先輩が、

「発表します!」

と始めた。

「上坂タツキくんが、ホテルオースラの正社員として仕事が決まりました!」

えーっ?!私、聞いてない……

しかも、就活していたことを知らなかった……


「おめでとう」「おめでとー」

みんなが祝う。

私は、一人聞いてないよー、と、いじけていた。

ふと、タツキがマイクを持つ。

「えー、みなさん、ありがとうございました!これでさやかちゃんが卒業したら、さやかちゃんを幸せに出来ます!」

と、演説を開始してしまった。

演説自体は三分くらいだったが、ほとんどが私に対しての内容で、顔から火が出るかとおもうほどだった。

「さやかちゃん、よかったねぇ」

と、田中先輩は感無量な様子。

「まっ、まだ卒業まで二年ありますから!!」

と慌てて言うが、みんな半分も聞いていない。

いつの間にか歌が始まり、タツキはいつものごとくアニソンを叫ぶ。

私も歌うが、気がついたらアニソンを入れていた。





卒業式。

袴で迎えた卒業式。

向こうではタツキが車で待っている。

私はみんなに手を振ると、タツキの元へと駆け出した。

きっとこれからも色んなことがあるんだろう。

それを二人で乗り越えていくんだ。

これからも、ずっと。

ずっと、幸せに。

幸せになろうよ、タツキ!

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