そして始まりへ2〜魔王編
そして翌日‥‥
「ねぇ‥やめようよレニー」
「何いってんの!賞金が欲しくないの?」
「賞金たってレニーが貰うんでしょ」
「当然!もしやめるならマカロ♪貴方の内臓はパッパと‥‥」
「すいませんでした。やめて下さい」
「分かればよろしい」
私達は受付会場へと足を運んだ。
受付会場には沢山の人が並んでいる。戦士や魔法使い、村人A等ポピュラーな人達からピザ屋の配達途中のお兄さん、ニートまで幅広く集まっている。‥‥てお兄さん配達大丈夫?
「ハイハイじゃ注意事項よく読んでサインしてね」
パーマのきっついおばちゃんが加えタバコで私達に一枚の紙を差し出した。
「うーんどれどれ♪」
注意事項兼誓約書
1.この大会における怪我、死亡等に置ける事故は委員会としては一切責任を負いません。
「ほぅ‥あんまり穏やかじゃないね」
2.基本的にはルール無用ですが、ガン〇ム、ザ〇等のMSの使用は禁止します。
「そんなの使われたらほぼ勝てないし」
3.この大会ではタッグを組むことを了承する。ただし‥どちらか一人のみリングに上がる事。
4.タッグを組んだ場合。どちらか一人が負けた時点で失格とする。
5.会場に食べ物等の持ち込みは了承する。ただし300ルニ以内とする。
「一昔前の小学生のオヤツ代か!」
6.当委員会の会長兼審判のモンチとしては、ポッ〇ーのCMに出ている女の子は最高だ!。
「‥ほう‥モンチって奴は審判か‥ってポッキ〇関係無いじゃん」
7.アハハハ!ぶっちゃけここだけの話し。昨日、鉄アレイ女‥けふっ‥
「何‥私の事?誓約書‥関係無いし、けふっ‥って」
8.当サイトは初回のみ無料ポイントとして150Pが会員に与えられる。
「‥出会い系じゃん」
9.そろそろ読者も飽きて来る頃なんで以上の項目を全て了承した者は下記へサインをする事によって規約を終了するものとする。
「ほんじゃ後はカキカキっと、ふぅ‥ツッコミどころが満載だった」
これで残すは本選のみ。ウフフフ‥賞金ちゃん待っててね♪
私は、鉄アレイに磨きをかけた。私の変なハイテンションとは裏腹にこちらを冷ややかな目で見ているマカロがいた。そんな目で見てられるのも今のうちよフフフ。
‥‥大会会場
「レディース〜エン〜ジェントルビッチ!」
‥‥ジェントルビッチって‥げっ、しかもさっきの受付のおばちゃん。
そう、今ステージに立っている司会者こそ、会長‥兼審判‥兼司会のモンチだった。余程人材不足か?
「皆様大変お待たせしました‥って、そこのじいちゃん大丈夫?片足棺桶に突っ込んでるよ♪グッジョブ!」
「ふぉぉー!」
じいちゃんよく分からず手をぷるぷる振っている。
‥‥‥‥。
「ルールは簡単MS使用禁止以外は特になし、負けを認めるなら一言せーの、ハイ?」
「ボサノビッチー」
観客から一斉にコール
何この大会恒例行事な分け?
そして問答無用の戦いが幕を開けた‥‥。