★2、クラス替え★
2月×日。
今日はとっても寒い日。
「なーんでこんな寒い日からお勉強しなきゃならないの??そりゃ、受験するためには、ねぇ」
しょうがないっちゃぁ、しょうがないんだよなぁ。
そろそろ恋したいし。でも、塾にかっこイイーって男はいないしなぁ。
まぁいいや。しかも今日はクラス替えの日だし。すっごいドキドキするんだけど。
ほら、うちって馬鹿だから。まだ1番したのDクラスにいるしー。
1番上のAクラスに行ってみたいっちゃ、行ってみたいんだよねー。
でもそれは遠い夢。
でもせめてDクラスからは抜け出したい!
私は、四年になってから塾に入った。最初はかったるかったけど、だんだん楽しくなってきた。全然、友達もいなかったけれどやっぱり楽しかった。
もう五年生扱いをされてしまう月は、2月。
だからクラス分けをするの〜。
「はぁ〜」
ため息をつきながら、エレベーターのボタンを押す。
6階
扉がしまる。
心臓の音がバクバクいってる時に、エレベーターは動きだす。
1階、2階、3階・・・・・・・・・・。
あードキドキする〜!!
5階。あーきた〜!!!!!
6階・・・・・・・・・・・。
エレベーターの扉がウィィィィィンとしまり、ついに塾に来た。
まちにまったクラス替え!!
はたして何クラス???
一応、みんなの見たいから。上のクラスから見よ!!!
Aクラス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
名前はなかった。
Bクラス・・・・・・・・・・あ!!あった!!!!渡井ナオミ!!
「やったあぁぁぁぁぁ!!あれ、沙歩もあったぁぁぁぁぁ!!」
一緒だぁぁぁぁあぁあ!!沙歩はただ一人の同じ小学校の人!
「後は、あ!!香穂っていう人も!沙歩の幼なじみの人だ!!」
後は、ほとんど知ってる。
あ、あれ??男1人??
「名前は・・・・・#元伊直久・・・・。ってだれそれ!!」
すると、突然。
「それ、オレの事。お前はなんていうの??」
え!!!
「あ、あぁ。え、えとえっと渡井ナオミです!!よろしく」
すっごい緊張したぁ。ああああああああああああああああって、超かっこよくない??
すっごいタイプ!!!
「ああぁ、よろしく。教室ってどこ??」
は?知らないの??
「じゃぁ、一緒に行かない?」
思い切って言った。
「おう、いいぜ」
私は一瞬にして恋におちた!いわゆる、一目惚れ??
これが、悲劇のはじまりだった・・・・・・・・。