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冬の寒さも熱い会話でへっちゃらな件

 どうも。お陰様で提出物を出せました。

 普通にアウトからギリギリアウト位までなっていて欲しい。


佐伯(さえき)!途中まで一緒に帰ろ!」


 帰ろうとした時に良泰(よしやす)の親友を見つけ、声を掛けた。

 急にほぼ接点のない私に話しかけられた佐伯(さえき)歩夢(あゆむ)は目をぱちくりさせている。


 逆の立場だったら私も同じ行動を取るだろう。


内村(うちむら)だよね。良泰(よしやす)義妹(いもうと)とよく一緒の」


「そうそう、その雪蔵(ゆきくら)義兄妹(きょうだい)について議論したい」


「一緒に帰るか」






 外を歩くと冬の冷たく強い風と雪が襲う。

 しかし、会話の盛り上がりで寒さを感じなかった。


玲衣(れい)ちゃん絶対良泰(よしやす)のこと異性として好きだよね。玲衣ちゃん気付いてないけど」


「分かる。良泰(よしやす)義妹(いもうと)と言い張ってるけどなくは無いと思う」


「同感だね」


 初対面ながらあっという間に意気投合した2人はがっちりと握手を交わす。






 話に花を咲かせていると、瞬く間に別れる地点まで来ていた。


「私こっちだから。話に付き合ってくれてありがとう」


「こっちも共有出来て面白かったよ」


「ゆっくり見守って行こう」


「そうしよう」


 挨拶をしてそれぞれの帰路に着く。




 一方その頃、雪蔵(ゆきくら)義兄妹(きょうだい)は空気も身体も冷え切っていた。

設定のコーナー!


 この作品の舞台は新潟県新潟市中央区近辺です。

 1話にちらっと書いてありますが、この先どんどん新潟市特有の話も出ます。

 「そういえば海万(うみよろず)がそんな事言ってたな」程度に思って頂ければ嬉しいです。

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