冬の寒さも熱い会話でへっちゃらな件
どうも。お陰様で提出物を出せました。
普通にアウトからギリギリアウト位までなっていて欲しい。
*
「佐伯!途中まで一緒に帰ろ!」
帰ろうとした時に良泰の親友を見つけ、声を掛けた。
急にほぼ接点のない私に話しかけられた佐伯歩夢は目をぱちくりさせている。
逆の立場だったら私も同じ行動を取るだろう。
「内村だよね。良泰の義妹とよく一緒の」
「そうそう、その雪蔵義兄妹について議論したい」
「一緒に帰るか」
外を歩くと冬の冷たく強い風と雪が襲う。
しかし、会話の盛り上がりで寒さを感じなかった。
「玲衣ちゃん絶対良泰のこと異性として好きだよね。玲衣ちゃん気付いてないけど」
「分かる。良泰も義妹と言い張ってるけどなくは無いと思う」
「同感だね」
初対面ながらあっという間に意気投合した2人はがっちりと握手を交わす。
話に花を咲かせていると、瞬く間に別れる地点まで来ていた。
「私こっちだから。話に付き合ってくれてありがとう」
「こっちも共有出来て面白かったよ」
「ゆっくり見守って行こう」
「そうしよう」
挨拶をしてそれぞれの帰路に着く。
一方その頃、雪蔵義兄妹は空気も身体も冷え切っていた。
設定のコーナー!
この作品の舞台は新潟県新潟市中央区近辺です。
1話にちらっと書いてありますが、この先どんどん新潟市特有の話も出ます。
「そういえば海万がそんな事言ってたな」程度に思って頂ければ嬉しいです。




