告白が冗談と分かって安心した件
自分はもう一つ連載しているのですが、毎日忙しいです。なんで書き始めたのだろう?
もう一つの方も見てください。
昨日の事が気になって授業に集中出来ない。あとめちゃくちゃ眠たい。
しかし、頭が冴えているから眠ることも出来ない。
疲れと眠気が増す一方の午前を乗り越え、昼休みになった。
「昨日の事詳しく聞かせろよ」
遥翔が迫る。
「何があったん?」
「教えて、良泰」
面白そうな話題を感じとって遥翔に加勢する友人の遠藤修哉と佐伯歩夢。
仕方無く昨日の出来事を話す事にした。
「………義理の妹に告白された」
「まじ?」
「1組だよね」
猫にまたたび、若者に恋バナと言うべき食いつきよう。
言葉にはしていないが「詳細をよこせ」と圧をかけてくる。
詳しく説明をしようとしたらクラスメイトを経由して玲衣に呼ばれて廊下へ出る。
「にい、昨日はごめん。ちょっとイタズラが過ぎちゃった。にいは兄妹と好きなだけだから。こんな事はもうしない」
全力で謝ってくる玲衣。
昨日なんかあったっけ?
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ああ、告白のことか。思い出した。
さっきまでこの事話していたのに。
忘れっぽいところは気を付けないとな。
何はともあれ義妹にここまで謝らせるのは義兄として申し訳ない。
義兄としてフォローしないと。
「ああ、俺はもう気にしてないよ。だから玲衣も気にしないで」
雷に打たれたようや顔になる玲衣。
軽い挨拶を交わして自教室へと戻って行く。
取り敢えず玲衣の気持ちが晴れて良かった良かった。
それと同時に肩の荷が降りた気がした。
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にいに謝る目的は達成した。
にいは私の言った事なんか気にしてない………
ちょっとモヤモヤするな。
いや、多分一時的なものだ!帰る頃には忘れてる!
自分にそう言い聞かせた。
遠藤修哉
電車通学、高校から一緒。
一人っ子。
佐伯歩夢
良泰達とは中学から一緒。姉と妹がいる。妹が現在反抗期真っ只中なので良泰と玲衣の仲を羨ましく思っている。
歩夢シスコン度×10倍=良泰シスコン度
一つ上の高校を受験して落ちた経験あり。欠員募集で合格した。




