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にいへのプレゼントは悩む件
義兄の良泰が義妹の玲衣へのプレゼント案を友人達に求めていた時間、義妹も同じく友人に助けを求めていた。
「有美〜、にいのプレゼント何が良いと思う?」
「知らないよ。あれ?今年渡すの初めて?」
「いや、去年からだよ」
有美はお弁当を食べながら頷いている。いや、お弁当に夢中なだけかもしれない。
「去年は何渡したの?」
「手袋。にい、欲しがってたから」
有美が箸を置き、顎に手を当てる。
少し唸った後に思案顔からニヤニヤした顔に変化した。
これまでの経験から碌でもない発言を察知した私は有美にジト目を送る。
「リボンを巻いてプレゼントは私ってやるの!良泰、絶対大喜びだよ!」
にいの前でやる事を想像する。忽ち顔から火を吐く位熱くなる。
「そんな!恥ずかし過ぎる!無し!」
真っ赤な顔の私を見て有美は更にニヤニヤさせる。
「嫌では無いんだ〜。玲衣ちゃん嫌だったらちゃんと言うじゃん」
「にいが喜ぶなら・・・やっぱ嫌!無し!絶対やらない!」
有美の勢いと誘導に上手くハマりそうになるも、途中で我に帰って否定する。
結局名案が浮かばずに週末を迎えた。




