取引
お待たせ致しました!
ドワーフ編の続き書けました!
最近、緊急事態宣言がまた出てきてお家時間が増えて憂鬱ですよね。外に出られないし。
と言うわけで、頑張ってみました~v(≧∀≦)w
個人的に好きな展開になったのでオススメです!
また感想や誤字脱字報告待ってますのでよろしくお願いします!
カイとの挨拶を済ませた私は、家へ案内した。
家に入るなり固まってしまったカイが
「…この家、最近、建てたばかりじゃないのか?しかも、2階まであるし。俺達ドワーフでも見たことの無い作りをしてるし。本当に俺らが使っても良いのか?」
扉や壁に触れるのも恐ろしいと言うように、私に真偽を問う。
でも、まるでシロやクロみたいにキラキラした目で言うから笑ってしまいそうだった。
「ええ、私は忙しい身なのでそんな頻繁には使えないのです。私よりカイ達が使ってくれる方がこの家も嬉しいと思いますよ」
今回作った家は、2階建ての円柱の家だ。
中央に螺旋階段を置き、1階はリビングとオープンキッチン。2階には大きな部屋が1つと個人の寝室を5つつけた。
大きな部屋には、子ども達が寝れるようにハンモックをたくさん備えた。
床で寝るより痛くはないだろう。
流石に宿と同じ設備を付けるわけにはいかなかったから、シャワーはない。
その代わり、源泉を引いて露天風呂を作ってみた。
ここではよくある物なので変に目立つ事は無い。
調理場もこの世界の一般家庭と同じ物を用意したから大丈夫。
目立つとすれば…
「…レイ、これは何だ?俺は見たことが無いんだが?」
「ん?あぁ、それは冷蔵庫と言って、食べ物を冷やすことが出来る箱ですね」
この冷蔵庫だろう。
この世界において冷蔵庫という概念はない。でも食材を保存するための箱は富裕層が持っているような高価な物だ。
それを、この家においているのだから目立た無いわけが無いのだ。
案の定、カイはフリーズした。
カイ達のような貧困層には持っている人など居るはずもない。
だから、保存する事も出来ず、食料をその日その日で取りに行き食べなくてはならない。
しかし、冷蔵庫さえあれば彼らの問題も少しは解消される。
そう思って、付けておいたのだ。
まぁ、この世界では珍しいくらいの大きな冷蔵庫になったが。
「…なぁ、レイ。もう一度聞くぞ?本っ当に!!?俺らが住んで使っても良いんだよな!?大丈夫だよな!?!?」
「大丈夫ですから、落ち着いてください」
「え、俺が可笑しいのか??」
カイがマークさん達と同じように頭を抱えているが、もう見慣れた光景だ。
「こんな感じで私1人で使うには広すぎる家なのですよ。こんなに使える物があっても使わないのでは意味が無いので」
「…確かに」
「家案内はこれくらいにして、彼の元へ案内しますよ」
そう。
家を与えることもそうだが、本来の目的を忘れてはいけない。
私は中央に作った螺旋階段を登り1つの部屋へとカイを案内した。
扉を開けると彼は既に目を覚ましていたようで、ベッドの上で起き上がって目を丸くして辺りを凝視していた。
倒れていたときより随分と調子が良くなったようで安心である。
「アル兄!!」
カイは彼を見た瞬間、飛びつくようにしてベッドの横まで駆けつける。
「大丈夫か!?アル兄!倒れたって聞いたけど、もう平気なのか!?もう少し寝ていたほうが良いんじゃないのか!?いや、先に食い物か?いやいや、体力も付けなきゃだから運動か?分かんねぇ!取りあえず全部だ!」
怒濤の質問攻めである。
彼も驚いて声すら出ていない。
「カイ。心配する気持ちは分かりますが、状況を説明してあげないと彼が困ってしまっていますよ。そして、先に胃に優しい食べ物からですよ」
「そ、そうだな。悪い。アル兄。つい」
「いや、大丈夫だよ。カイ。ありがとう。それより、そこにいるのは誰かな?教えてくれないかい?」
話をしてようやく緑の綺麗な瞳が私を捕らえる。
丁寧な言葉とは裏腹に、とても疑わしげな鋭い視線を受けつつ私は自己紹介をした。
「申し遅れました。私はレイと申します」
「アル兄が倒れているのをレイが見つけて、ここで看病してくれたんだよ。それで俺らを探して連れてきてくれたんだ」
カイが事情を説明すると彼はすまなそうに眉をひそめて私の方へ身体を向けた。
「すみません。命の恩人だったのですね。自己紹介遅れました。私はアルフレッドです。助けていただきありがとうございます。…それにしても、よくカイまで辿り着きましたね。まぁ、私達のような背格好ならば分からない方が可笑しいですがね」
「でも、そのお陰で貴方を助けることが出来たので良かったです」
素直な感想を述べただけなのに、アルフレッドさんは目を丸くして私を見つめる。
「貴方は変わっておられますね。見ての通り、私たちのような高身長のドワーフです。…呪華病です。これが移るとは考えなかったのですか?」
「可笑しな事を言いますね。それは移るようなものでは無いでしょう?それに、どんな人であれ倒れているのを見て見ぬフリをするほど私は落ちぶれていないつもりですので」
そう言うとアルフレッドさんはクスッと笑って先程よりもずっと綺麗な笑顔をした。
「私達…特に私の顔を見てもそんなことを言うなんて、本当に変わったお方だ」
「レイ!アル兄を助けてくれて本当にありがとうな!」
彼らは本当の兄弟ではない。
親族なら違いはあれど魔力が同調しているが、彼らにはそれが全くない。
でも、本物の家族のように互いを助け合っている。
それが今の私には微笑ましく感じられた。
「どういたしまして」
素直にそう言えるのは、大切な人達が増えたからだ。
それが嬉しい事でもあり、少しむず痒いような気持ちにもなる。
「あ、そういえばな、アル兄!レイがこの家くれるって!!」
「…はい??」
ほのぼのしていた空気の中、アルフレッドさんにとっての爆弾がカイによって投下され、私とカイはアルフレッドさんへの説明に追われるのだった。
「…はい、何とか事情を把握することが出来ました。こんな事を助けていただいた貴方に言うのは気が引けますが、正直に言うと私は貴方を疑っています。こんな設備の良い家を私達のような者にメリットもなしに提供するというのは、私達にとって余りにも都合が良すぎます」
話しても分かるようにアルフレッドさんは真面目でとても頭が回る方だ。
カイは多少疑うが、素直な性格だ。
だから、本当に善意であげようとする私の意見を信じてくれるが、アルフレッドさんは信じてはくれなかった。
どうしようかと考えたとき、私はあることを思いついた。
「…そうですね。貴方がそこまで言うのなら、取引をしましょう」
「…取引ですか」
「えぇ。簡単なことです。衣食住の全てを保障する代わりに、貴方には先生になっていただきたい」
「私が…先生に…?」
「そうです。読み・書き・計算といった事を学べない子ども達に教えること。そして、この家を使って身寄りのない子ども達を引き取り世話をすること。それだけです」
「…貴方に何のメリットが?」
「私はとある宿の副オーナーをしています。大きくしたいのですが、商いをするにも人手が無いのです。そこで、ここで人材育成をしてうちに来てもらえれば私達も事業拡大をする事が出来るのです。…そしてこれは、あなた方の収入源にもなるはずです。どうでしょうか?」
簡単に言えば、アルフレッドさんには前世で言う児童養護施設のような役割をして欲しいと言うことだ。
以前に、人族以外の就職率が低いと聞いていたときから考えていた。
私だって聖人君子でいるつもりはない。
でも、私と同じ境遇だったのだと知ってしまえば見ぬ振りをすることなど出来なくなってしまった。
「…確かにあなた方にもメリットがある話です。ですが、私にも学がありません」
「それなら大丈夫です。貴方に勉強出来るよう手配しておきますよ」
「その間、カイ達の面倒は」
「アル兄、大丈夫だって!面倒見て貰うほどの年でもねぇが、村長達もいる」
「でも…」
なかなか頷かないアルフレッドさんを見ていると、だんだんと苛々とした私はアルフレッドさんに話しかける。
「アルフレッドさん。貴方の意見は無いのですか?助けた際も食べないと死ぬという状況で貴方は食べようとしなかった。むしろ、死んでも良いとさえ思っていたようでしたね。…確かにあの食べ物は子ども達に必要です。人のために行動する貴方を素晴らしいと思いました。ですが、周囲のためにと行動してばかりで自分の感情を殺していませんか?」
私だって前世で施設にいたとき、子ども達に食べ物を与え自分は水だけで生きた。
そうすることが使命だと思っていたし、どうせ自分の感情を出しても邪魔になるとさえ考えていた。
でも、苦しかった。
食べ物だって食べたかった。
普通の女の子のようにオシャレだってしたかった。
…死にたかった。
自分の感情を殺して生きるなんて、生きた屍だ。
そんなことをして生きたところで何の意味も価値も無い。
自分の人生なのだ。
少しくらい自分勝手に生きた方が楽しい。
それを私は身をもって今、実感している。
「…全ての責任を私が持ちましょう。だから、貴方が貴方らしく自由になることを許可します。その上でもう一度問います。…私達に協力してくれませんか?」
私はアルフレッドさんの前に手を出した。
私を真っ直ぐ見つめる瞳にはもう覚悟を決めた強い瞳を宿していた。
そして、私の手を握った。
「ありがとうございます。…先生になります。皆のためでもありますが、自分のために」
それからは簡単にアルフレッドさん、カイ、村長さんに引越の段取りや家の説明しておいた。
彼らが話している間にも、この家が狙われないように認識阻害や防犯機能などのスキルを施しておくことを忘れない。
ちなみに、アルフレッドさんは私達が旅行を終えてから勉強のため宿に来ることになった。
その間は体調を元に戻すための期間だ。
「そうそう。これを渡すのを忘れていました。アルフレッドさんとカイに渡しておきますね」
そう言って私はアルフレッドさんには、ミサンガのような糸で編まれたブレスレットに緑の石がついた物を。
カイには以前"大地の剣"の皆にあげたスキルの付いた自称幸運のキーホルダーを渡す。
「アルフレッドさんのは、簡単に言えば通行証みたいな物です。私の用が終わり次第、こちらに"大地の剣"と名乗る人達が迎えに来ます。それを見せれば、宿に連れてきてくれるでしょう」
「分かりました」
「そして、カイのそのキーホルダーは…記念と思ってください」
「記念かよ!」
「大丈夫です。良いことあるようにおまじないをしておいたので」
「俺は子どもか!!?」
「それで文句を言っている時点でお前は子どもだ。黙って有難く受け取れ」
「村長、ひでぇよ」
こうして他愛もない会話をして私達は解散した。
カイと村長さんはそのまま村へ先に戻り、アルフレッドさんは最後に私をベッドから見送ってくれた。
「アルフレッドさん、ではまたいつか会いましょう。私は貴方が宿に来るときにはいないと思いますので」
「それは寂しいですね」
「その代わりオーナーが対応してくれますから大丈夫ですよ」
「何から何までありがとうございます」
「こちらこそ。では、またいつか」
「はい。それまでお元気で」
優しい言葉を交わし私はその場を後にして宿へ戻った。
ひっそりと宿に戻り私は隠密と幻影を解き、ベッドに横になる。
魔力をかなり使ったが以前よりは体力が付いてきたようで少し怠いと感じる程度になっていた。
しかし怠いと感じるよりも、新しい出会い、やること、出来ることなど今日1日で多くのものを得た私は幸福感に包まれていた。
「私でも救える人がいて良かった…」
部屋に備え付けられているお風呂に入って、そのままベッドで眠りについた。
とある世界を脅かすほどの重大な事件が起きたことすら知らずに夢の世界へと移動した。
~???視点~
暗い湿った地下深く。
誰も寄りつかない部屋の隅で黒いドロドロとした何かがあった。
何かはその場から何処かへ行こうと出ようと形を変えて移動する。
いつもならば厳重に閉められている扉だが少しだけ開いた。
「おい、本当にここに宝があるのかよ」
「こんなに厳重に管理されてるのに宝じゃねぇ方が可笑しいだろうが」
盗人だった。
この2人の盗人は裏の世界においてとても優秀であると有名だった。
例え、どんな種族の王族が住む城でも、どれだけ強い魔物がいる洞窟でも、どれだけ難解な暗号があるダンジョンでも宝を盗むことが出来る。
それはひとえに、2人の戦闘力の高さや頭の回転の速さ、何よりも2人して高い隠密技術と隠密スキルを持っていたからだ。
隠密のスキルを使った彼らを見つけるのは非情に困難な事だった。
だから、彼らは今まで失敗したことがなかったし今回も失敗する訳がないと高をくくっていた。
今回彼らが依頼されたのは魔族の王の城。
つまり魔王城の隠されたお宝を盗むという依頼だった。
強欲な人族が依頼を出したのだ。
勿論、依頼主が魔王城に入ったことなど一度も無い。
だから、どこに何があるのかすら分からない。
そんな中で厳重に閉められている扉が目の前に合ったらどう考えるのか想像に難くない。
しかし、今回は相手、というより開けた場所が悪かった。
何故、厳重に閉ざされていたのか。
何故、地下深くの誰の目にも映さない場所にあるのか。
そして、それが得体の知れない生き物だった場合、何故魔族の最強である魔王が閉じ込めるだけであったのか。
答えはたった1つ。
魔王すら完全には消せない存在だから。
それを知らなかった2人は開けてはいけない扉を開けてしまった。
この場から逃げ出したかった何かが見逃すはずも無かった。
もう1人に気づかれないように暗闇で1人に襲いかかり全身に纏わり付くと、完全に同化した。
同化した男の精神は既に喰われ、既にそこにはない。
だが、身体は何かに取り憑かれ自然と動き始める。
既に男の精神、心が無いことを知らないもう1人は何も知らずに近寄る。
「おい、ここには何もないぜ。ハズレだ。他を当たるぞ。…おい、どうし」
その男が最後まで言葉を言う前に、何かは同化した男の麻痺のスキルを使い、動けなくした。
そして、今度は麻痺をさせた男に纏わり付いた。
先程と同様に心を殺して乗り移った。
1番初めに取り憑かれた男はただの抜け殻となり、生気を奪われそのまま死んだ。
髪は白く肌は年を取ったようにシワシワになり青白い。
乗り移った何かはまた生気を吸い、その体にあったスキルを強化してその場を去った。
何かは本能でまだ自身を閉じ込めた魔王に勝てないことは分かっていたのだろう。
何かは隠密を使い、その部屋から出て行った。
邪悪な何かはより強くより多くの生気を吸うべく解き放たれてしまった。
しかも、最悪なことに死んでしまった2人は優秀だった。
本来、この何が逃げ出した場合すぐに気づくことが出来るのは魔王のみ。
しかし、今回はその魔王がいない隙を見計らって侵入を試みたのだ。
決して、魔王の側近や従者達が弱いと言うわけではない。
ただその手の対処には不十分だったのだ。
結果、魔王が帰ってくるまでの1週間。
誰1人としてそれに気づくことは出来なかった。
気づいた頃には、一部の集落は皆、急に年を取ったかのような姿になって死んでいるのが発見された。
魔王がいくら探せど、何かは次々に生気を吸って乗り移ってしまい見つからない。
そこで、魔王は決意した。
1万年以上を生きてきた魔王の記憶にすらない、歴代魔王達が記した文献をもとに魔族全員にある指示書を公布した。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
これより下記の称号を持っている者を探し出し、魔王城に連れてくること。
なお、本人の意思に関係なく連れてきた場合、罰を与える。
探し出せた者には褒美を与える。
聖女:治癒が使える女性
賢者:魔法技能が高い者
剣聖:剣技が優れた者
勇者:条件不明。男性である可能性が高い
また下記のスキル持ちも対象とする。
真実の目:嘘偽りなく物事を見ることが出来る
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
魔族は魔王が言ったのだとしても全員半信半疑だった。
何故なら、どの称号もスキルも伝説で聞いたことがあるようなレベルのものだったのだから。
もちろん、魔王の称号もそのレベルのものだ。
そんな伝説の称号を持つ敬愛する魔王様のため、探した。
けれど、どれだけ探しても見つからない。
魔族だけでなく、他種族の地にも探しに出たがどうしても見つからない。
鑑定スキルだって全ての人が持っているわけではない。
特に魔族は攻撃特化のスキルの者が多くさらに捜索は難航した。
魔王はせめて1人だけでも見つけられれば良い方だと思っていたが、これでは1人も見つけることが出来ないと考えた。
このままでは魔族だけの問題では収まらない。
そこで魔王はさらに決断した。
側近や従者達だけでなく、自らも様々な場所へ赴き探すべきだと。
だが、魔王本人も、敬愛している魔族たちでさえも眉をひそめた。
何故なら、魔王は美醜差別が激しいこの世界で最も醜い者として全種族のほとんど全ての人に顔が知られていたからだ。
魔族にどれ程の人格者か知られていたとしても、敬愛されていたとしても、直に顔を見ていられるのはごく僅かな側近のみ。
それなのに外へ出るというのだから、全員に反対されるのは目に見えて分かっていた。
それでも魔王は一刻も早く1人でも見つけるために意見を譲ることはなかった。
だから、側近を1人つけて魔王は対象者を探すべく魔族領を出た。
だが、誰が考えるだろうか。
その対象とする伝説級の称号のほぼ全てとスキルを持ち、尚かつそれ以上のスキルと称号を1人でいくつも持っている者がいるなど。
そんなこと知っているのはその事情を知らない本人のみであった。
~スゥ視点~
いつもの朝とは違い、様々な場所から鉄を叩く音で目を覚ました。
昨日の怠さはあっという間に何処かへ行ってしまい、今日も元気だ。
身体をぐっと伸ばして今日の予定を考える。
そこでふと、昨日使いすぎてしまった魔力の確認をしようと久しぶりに自分のステータスを開いた。
名前:スゥ(15)
種族:人族(変更可能)
体力:5,300→10,000 up
魔力:12,000→25,000 up
攻撃力:2,000→4,000 up
防御力:1,000→2,000 up
瞬発力:3,050→6,000 up
スキル:創造魔法.幻影.偽装.隠蔽.鑑定権限.真実の目
称号:神に愛されし者.加護をうけし者.賢者.剣聖.聖女.勇者
…何故か、知らない間にとんでもなくレベルアップしてました。
しかも、何故か称号も増えてますね。
勇者。
何で?
女性専用の称号が聖女なら、男性専用の称号は勇者か魔王しか無いのでは無いでしょうか?
はい、いつものように大先生に聞きましょう。
勇者:分け隔て無く人々に手を差し伸べ救う者の証
この称号を持つ者は能力倍化の力が宿る
そして獲得経験値が1.5倍~3倍となる
つまり、成長スピードが異常に速くなったと。
え、前の少し動いただけで剣聖の称号貰ったのにそれ以上早くなるの?
しかも、分け隔て無く人々に手を差し伸べ救う者?
大先生によると、自身の種族(一応、人族設定)以外の3種族に力を貸して、相手が満足する結果をもたらすことが出来た者。
救った者が総勢1,000人を超えること。
ただし、15歳以下で武力行使ではなく心を救う事?
何かと面倒な条件ではあるが無意識でその条件をクリアしてしまったのか、私。
確かに獣人(ゼノ様)、妖精族(ルノ様)、ドワーフ(アルフレッドさん、カイ)の心に訴えかけて満足できる結果を出した実感はある。
さらに、"大地の剣"の皆の命を救ったり、ドワーフの村の子ども達の未来を救ったりしているので人数的に1,000人は超える。
そして、私はギリギリ15歳だ。
条件は全て満たしたがこれは普通男性専用なのではないだろうか?
と、思って大先生に聞くと、魔王は男性専用の一族限定の称号ではあるが、勇者には種族性別問わずなのだとか。
かなり大昔にこの世界ではスゴく珍しい勇敢な女性がいたそうだから、問題ないとのこと。
…無いだろうけど、大分目立つよね?
うん、もっと大人しくまったり過ごそう。
知らない間に魔王が求める全ての条件を満たしてしまったスゥなのであった。
すいません、筆者は王道が好きなもので…ε=ε=(ノ≧∇≦)ノキャーw
やっぱり聖女ときたら魔王と勇者が欲しくて、気づいたら書き上げてましたよね、徹夜で(//∇//)w
深夜テンションですので、温かく見守って下さると嬉しいですね、はいw
そして、ご都合主義的発想大好物なんです~(;´д⊂)
面白発想に至らなくてすいません。
私の好きなものを詰め込んだ作品が、沢山の人に好きだなって思ってもらえたら嬉しいです!
私も執筆頑張るので、皆様もおうち時間を大切にして頑張りましょう~o(^▽^)o




