炭酸
君への想い
シュワッとはじける
シュワッとはじけて
儚く消えた
炭酸のソーダ水みたいに
その喉へと
爽快に
わたしの
想いも
飲み込んでほしい
無理にとは、言えないよ
炭酸みたいに、この想い
いつでも
シュワッとはじけるから
どんどん
はじけて
消えては
はじけて
それを繰り返すから
どうか、届いてほしい
この気持ち
炭酸を飲みながら
ドキドキして
きみの方を見てしまう
手に汗をかいて
わたしもシュワッと気持ちを飲み干す
きみが、
「美味しいね」
と言ったから
わたしも
「爽やかだね」
と返す
シュワッとこの気持ち
はじけて
消えた
一瞬の夏の夢……