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アキヒトバトルアドベンジャーズ  作者: モフきのこ
第1章 『出会いと別れの一年間』
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EX.5 「虹の丘」

今、彼がいるのは家の自室、そこにはポスターなどの張り物の代わりに貼り付け鏡が置かれてあった。


他には本棚やベッド、机など部屋にありそうな物がたくさん置かれてある。そして、その中でも目に入るのは机の上に置いてあるPC3台だろう。そして、それを使うのはワンセットのキーボードとマウスだろう。マウス、そして真ん中にあるPCは最新型であるが、キーボードは旧型、右、左とPCが古くなっていく。父親にお土産や誕生日プレゼントとして貰っているが旧型を捨てきれずに配線を繋げたりして3台全部を繋げている。


そのPCの画面には、ある一つの地図が写されている。それは、今彼が住んでいる兵庫県神戸市のかなり北に進んだ所。『勇気の滝』を越えた先『天命の庭』だ。彼はある予想立てをしている。


『虹の丘で待っています――――――』


「セピア、やっと見つけたぜお前のいる場所を」


        @@@@@


「なぁアキヒト、本当にここで合ってるのか?」


「あぁ、聖戦戦争から帰ってきてからのリハビリ間で妖精達に頼んだら、ここが導き出されたんだよ」

「そっか」


俺の目の前で伸脚をしているのは山本 直希 ちなみに親父も直樹なので区別するために俺やユウスケは山本と名字で呼んでいる。彼の能力は『圧力』気圧·水圧など圧力を自在に操ることの出来る能力だ。彼は俺のような片手直剣やアスナの細剣ユウスケの刀と違って拳で闘うスタイルなので傷を少しでも少なくするために『圧力』で肌を硬くしている。


「アキトく〜ん、ようやく見つけたよ〜」

「おう、サンキュ」


彼女の横で飛んでいるのは「索敵(サーチャー)」の妖精だ、「索敵(サーチャー)」の高上位能力「魔力感知」その力は能力で水増しした視力にエネルギーにのみ反応する『変化目』を強制的に引き出す技、解除したあと視力が一定時間無くなってしまうリスキーな技だが、使うのは妖精だ高位な能力保有者である彼ら彼女らは、そういう枷はなくいくらでも使える。


「おつかれ、サーチャー」

「はい〜、疲れました〜〜」


そう言い、俺に戻っていくサーチャーの状態に軽く笑いながら、アスナの言う洞窟へと向かっていく。


この世界には妖精達が存在する。高位な能力保有者である彼ら彼女らにはプライドがあり、人間を下に見ているような節があり、普通は言うことを聞かない。もちろん、例外があり、まずは『妖精使い(フェアリーテール)』などは、妖精の心を繋ぎ契約をしていく。俺の母親である宮田 圭子もそうであり。その数は軽く百は超えている。実力と共に比例していくように増える『妖精使い』とは違い俺の力は元々俺の一部から妖精達が生まれ最初から使えるようになっている。更に母親が『妖精使い』だったので他の妖精と触れ合う機会が多かったので自然に話が出来るようになっていた。セピアも俺の頭に乗るのを結構気に入っていたので自然と惹かれるのだろう、と母さんは考えている。


俺達が洞窟に着くとそこにはユウスケがいた。


「一応、待っとけって言われたからな」

「お前雑用かよ」

「あぁ!」

「あぁ!」

「はい落ち着きなさ〜い」


そう言い、二人の頭部を掴む俺、身長は二人の方が高いのでちょっとイラッてくる。


「それにしても、ここが『虹の丘』か···」

「さながし、『虹の洞窟』だな」


確かにそうだ、虹はともかく『丘』ではなく『洞窟』だセピアが伝え間違えたのかよく分からんが一応大丈夫だろう。


「それにしてもアキトくんどうして『虹の丘』がある所が『天命の庭』だって分かったの?」

「能力のリハビリ期間に妖精達にこう頼んだんだよ『この地球でエネルギーが集まっているところを探してくれ』って」

「へ〜、そこでここが見つかったんだ」

「そうそう、ここが異様にエネルギーの集中が大きかったんだ、しかも日に日に」

「つまり、俺達が探す妖精は能力のエネルギー量がハンパないんだな」

「そういうことだな」

「·········借り一つだぞ」

「はいはい、わかりましたよ」

「チョッ!!ちょっと待て!お前絶対分かってないだろ‼」


そういうアホな雑談をしている合間にアスナと山本の二人が入っていったので、そろそろ入ろうとするがユウスケに止められる。


「······なんだよ」

「姉貴の為に服身繕ってくれないか?鈴音はそういうの得意だろ、女の子だし」

「······借り二つな」

「ぐっ······」


多少悔しい顔をしていたユウスケと共に洞窟内に入っていく。


       @@@@@


行き止まりは歩いてすぐに着いた。


「なっ…何だこりゃ⁉」

山本が驚くのも無理は無い、何故なら目の前には見たことが無いような文字で綴られた文が壁に書かれていたからだ。


「英語でもフランス語でもない、ギリシア語でもないみたい」


ちょっと待ってくださいアスナさん、あなたギリシア語も学んでいたのですか⁉


「まぁそういうときは俺の出番だな」


俺の周りには光の為に「(ライト)」と「(ファイヤ)」がゆらゆらと待っている。二人を退かし文字を読もうとする。もちろん俺だってこんな文字読めない、だが俺には奥の手が存在する。俺は目を青く光らせた。


―――――――――――『真実の目(トゥルーアイ)


俺はそう呼んでいる。元々はある鬼の力であり俺のではないのだがとある事情でそいつから借りている。


その名の通りこの目は真実を見抜き、偽物を見破る力を持つ。この目はもちろんこのような読めない字をも読めるようにしてくれる。


『汝、この場を制したければまずはこの手を穴に差し込め』


「ん?これに入れればいいんだな」


そう言い、手を入れた瞬間に激痛が走る。


「なっ⁉」


引き抜いた、右手には大きな穴が空いていた、俺は慌ててその傷を治しため息をつく。


「何だ、偽物だったのか······ん?」


すると、石臼のような音が鳴り道が現れる


「どういうことだ、回復の能力を持ってないと入れない所だったのか?」


「多分だけど『血』だと思う―――――見て」


そうアスナに言われ上を見た先には――――

白骨化した死体があった。


「なっ」


「アキトくんって確か、セピアちゃんに血を舐められていたよね、多分その時に覚えられたんじゃない?」

「つまり―――――――――――」


「アキヒトだけを入れようとしているのか」


山本の言葉に皆がしばし黙っている


「まっ、まぁアキヒトが手を入れたってことが正しい答えだったってことは、俺達ラッキーだってことなんだな」


「まぁそうだな!」


ナイス、ユウスケ冷たかった空気がようやく温まってきた。


「よし、じゃあ行こうか」 


「うん」

「ああ」

「分かった」


皆の意識が固まる、俺の頭の中では危険アラートが鳴っていた。そんなもの切っておこう、どうせこの後いくらでも鳴る。


俺は、まだ見ぬ道を踏み始める、そこは冷たい空気が吹く所だった―――――――


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