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アキヒトバトルアドベンジャーズ  作者: モフきのこ
第1章 『出会いと別れの一年間』
106/287

EX.101 「合流」

【キャラクター名簿】


ユウスケ

【年齢】14歳

【性別】男

【身長】165センチ

【体重】60キログラム

【能力】『✕✕✕✕✕✕✕✕』

【生年月日】2004年3月21日

【使用武器·防具】『時雨刀』

         『カケチヨの白袴』

【初登場】「EX.1『始まりの戦い(前編)』」

【特殊能力】特に無し

 エドワードが消えて行った光景を見て、ネプチューンは大声を出して泣いていた。


「おおおお〜〜!!エドワード·ティーチがテティスを追って行ってしまったァ!!」


 ユウスケは大声と男泣きに顔をしかめる。


「頼むんじゃもんお前たち!!欲しいものなら何でもやる!ティーチを追わせてくれぇ!!金銀財宝でも兵士達の命でも何でもやるもん!!」


「コラコラ国王!!」


「テティスが奴に捕まってしまう!!わしの宝テティス〜〜〜!!」


「無様な姿だネプチューン!!」


 ディザスターは泣き叫ぶネプチューンを見て、心の底から歓喜な言葉を放った。


「それに——————まさか因縁の『アキヒト』の一味が龍宮城制圧に力を貸してくれるとはな······!!」


 因縁······?


 カレンは不思議な言葉を聞き、ディザスターをくまなく監視する。

 彼女が見えたのは、ディザスターの腕、凝視したのはその腕に彫られた一つのマーク。


 それは、死神の鎌とノコギリザメの入ったマーク。そのマークの意味は、かつて地上で悪事を働かせた魚人ポロネーズ·ライダーがシンボルマークとして作った印。


 それをカレンは知っていた。


 当時つけられた、小さな頭の傷の深い所まで——————。


「ぬう······リュウギョウより【魚人街】に不穏な動きがえると聞いてはいたが······元々ネプチューン軍に属したお前が主犯とは······!!恥を知れディザスター!!」


「ジャラララ恥?——————それはネプチューン軍としておれが高い誇りを持っていたらの話。かつて兵士として仕えたのは、実戦での戦闘技術を身につけるため——————それだけだ」


「!!······貴様!!」


「お陰で強くなれた······!!」


「ガキの頃から目にしてきたのは理不尽に人間に虐げられる魚人族······!」

「憧れたのはそいつらの鼻っ柱をへし折る"ライダー一味„の野心!!」

「おれ達はその意志を再興する"新魚人軍„だ!!」


「!!」


「彼が計画通り地上から世界の支配に乗り出す頃に、おれはライダーの右腕気なれる様力を蓄えていた。だがそれは()()()()()()によって阻止されちまったがなぁ!!」


「·····················」


「つまり解放軍じゃねえってことか?」


「今その話じゃねぇだろ!!」


「つまり——————」「ああ——————」


「「敵だ」」


 二人は武器を構え、その場に対応出来るよう身を沈める。


「どいてろ······」


 ディザスターは部下の魚人達にそう命令してどかす。

 そして、門とつながっている壁に手を支え——————


 握力だけで粉砕した。


「!?······なんちゅう握力だ!!」


 ヒビはそのまま浸透していき——————最後には城外の水圧に耐えきれずに砕け散った。


 そして最初は少量、穴が広がっていき大量にと海水がドバドバ入っていく。


 人間と魚人ではなにが違う?それは戦闘面を考えれば至極簡単。彼らは海水の中でも呼吸が出来、その上で海水をいとも簡単に操る。


 今の様に。


「"流鏑馬(ヤブサメ)„!!」


 マシンガンが手から放出される様な勢いで、ディザスターの腕に滴り落ちていた水滴が矢となり襲いかかる。 


 その水の矢が兵士達の体にあたり、そこから血が吹き出す。


「貴様ぁーー!!我が軍の精鋭たちを闇雲に傷つけおってぇ!!」


 ネプチューンは、


「やめぬか!!愚か者めぇ!!」


 その身を挺して兵士達を守るり


「国王様っおやめ下さい!!」


 何度も当たる度に苦悶の表情を見せるネプチューンに兵士達は何度も言ったが、ネプチューンはどこうとする気はさらさらなかった。


「バカな奴だネプチューン!!部下の盾になる王がどこにいる!!やはりお前は王の器じゃねぇんだよ!!」


「国王様っ〜〜!!」


「おのれディザスター!!」


「ひでえ無抵抗の奴らに!!」


「"時雨流„——————」


 出鱈目に闇雲に撃ち続けるディザスターにユウスケは、


「"霧雨„!!」


 鳥の様な身の軽さの刃が四方八方にユウスケの刀から飛び出していく。そしてそれは集中的にディザスターの下へ向かってく。


 だが——————


「ちょっと待ってディザスター様!!危な」


 最後の言葉は刃が当たった音と、彼の断末魔によってかき消された。


 その真相はディザスターが()()()()()()()()()()という理由で掴み上げられた魚人が無理やり盾とされた結果。その魚人が犠牲となってディザスターは守られた。


 戦々恐々していた岡田にユウスケは、


「岡田、兵士達の縄を解け!!」


「え!?ちょっと待ってくれよ!カレンがどこかへ行っちまったんだ!!」


「それは後で良い!今は縄を解け!!」

「この国との交渉は決裂だ!!人質を全員()()()返すって約束を俺たちは守れなかった!!」


「!!何と律儀な······」


 岡田はユウスケに言われた通り、万能キットの中の小型ナイフで縄を切り出す。


「早く逃げて!隣の奴もよろしく!」


「つならねぇマネさせるな!!ネプチューン軍も"セブンウォーリアーズ„も全員叩き潰せ!!」


「ウオオオオオオオオオ」


「跳弾って食らったことあるか?"両身弾„!!」


 岡田は側面に噴射口のある特殊弾で襲ってきた魚人を撃ちかかる。


「くだらねえ」


 ディザスターは永凜と閃く銃弾をワケもなく片手で受け止める。


「ユウスケ!もう水嵩が!!」


 あと少しで肩まで浸かりそうになる所で、ようやく兵士達の縄が全て解け、武器を取り出す。


 ユウスケは、ネプチューンを縛っていた巨大な鎖を斬り、


「頼みがある。コイツを城から逃してくれ!!」


「おぬしは······!?」


()()()が追ってきたら······誰も逃げられねぇだろ······」


 そう言ってユウスケは大きく息を吸う。

 ドプンと水中の中に入ると、ディザスターがモリを構えて。


 邪魔するなよ。国奪りのよぉ······。


 ユウスケはそう聞こえた。


 @@@@@


『【サンゴが丘】海岸』


「お前らだろ!人魚誘拐したのは!!」


「はぁ!?確かに人魚は誘拐したい程きれいだったが、俺達じゃねぇよ!!」


「みろ、今誘拐したいと言ったぞ!!」


「なんだよその無限に続くような話は!お前ら最近の議会か!!」


 だったら追求されているのはハルト側なのだが。


 あの後、瀕死のルゥの逃げろと言う言葉を何度も聞いた後、じわじわと集まってきた魚人達に囲まれていた。


 瓶やら缶やら投げつけて来るので、行動を見せようかと思ったが、モフから「殴ったら負けですよ」と言われ、舌戦に移行したら、変わりない会話で飽き飽きし始めてきた所だった。


「ん?」


 そんな光景を、高く飛んでいたアキヒトが見つけ。


「あれ?ハルト!モフ〜〜!!」


「マスタ〜〜〜、なんですあのSFに出てきそうなサメは」


「お······お友達ですか?アキヒト様」


「ああ、俺の仲間だ」


「見ろ!こいつらのリーダーが来たぞ!!」


「人魚誘拐グループのボスだ!!」


「皆様に見つからないように、少し隠れなくては······レインボーさん少し濃度を上げてください」


「アイアイさ〜」


 レインボーは気楽にテティスの所に何層か虹のベールを重ね、ぼやかす。


「ちょっと下に降りるぞ!!」


 アキヒトはサメから飛び降り、ハルトとモフの所に降り立つ。


 そこには、モフにより止血の施されたルゥが横たわっていて。


「ルゥ!!お前だったのか!?どうしたんだそのケガ!誰にやられた!?」


 既に息絶え絶えのルゥの変わりにモフが代弁する。


「——————それが教えてくれないんですよれ僕たちに島を出ろの一点張りで······」


 アキヒトの登場により、ハルト達を囲んでいた魚人達にどよめきが起こった。


「——————しかし、セブンウォーリアーズは龍宮城を占拠中じゃなかったのか!?」


「こいつら人魚誘拐グループだ。最終的にはテティス姫を誘拐する気なんじゃ······」


「そんなバカな······!それは不可能というもの!!姫は龍宮城の中でもさらに厳重な所でお住みになられていると言う話だぞ。そんな事夢に描いても誰が実行するってんだ」


「?どうしたんだレインボー」


 アキヒトは先程から鼻を擦るレインボーを見て、疑問を抱く。

 レインボーは限界が来たのか、それよりも悪い事が起きるのか、青ざめた表情で、


「ごめんなさい!くしゅん!!」


 くしゃみをした。


 すると、まるで風船が割れる様に、虹のベールが破裂し、そこから——————


「あれ?えっ、あの······」


 魚人達は目を丸く、飛び立たせて——————


『テティス姫様ァ〜〜〜!!』


 と口を揃えてそう叫んだ。


「あちゃ〜〜······」


 アキヒトは頭を抱え。


 モフは今眼前に、それでいてハルトの後ろのサメの背中に座っている姫に、思考が追いつかなくなりだす。


「何だ?後ろに何かかいるのか」


「ダメだハルト!!絶対に振り返っちゃダメだよ!!」


 ······························。


「人魚姫誘拐事件だア〜〜〜〜〜!!」




「✕✕✕✕✕」と書かれているのは。

一応今後ストーリーに深く関係する事柄を入れているつもりです。

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