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air

作者: KUロナ

どうして何もできなかったんだろう

私の恋は空気に溶け出しました

透き通った二つの小さなスカイブルー

同じ酸素を吸いたいな

手を伸ばしてもいいかな

まあ怖くて私にはなにもできないけど


いじめられっこのスカイブルーは

助けた友達の身代わりで

皆から空気扱い

透明な存在になっていったのさ



私は空気に恋をしました

好きが空気に混ざり合う

どうせこの気持ちバレてるんでしょう

透き通ったスカイブルー

今日も無視してあげる

だって貴方はいじめられっこの空気


いじめなんてかっこ悪い

可哀想だよやめなよ

言えたらどんだけ楽になるんでしょう

結局私も一緒で

あいつらと同じ場所にいて


同じ空気を吸って吐いて叩いてみてる


私が呼吸をする度に

(なか)にはいってくる空気が

君だったらよかったなんて思ってみてる

貴方が吐いた二酸化炭素

私が受け取ってあげる

貴方と同じ空気を吸っていたい


ある日突然 透明に なった少年がいました

小さな箱のなかで みんなが皆彼を空気と扱った


淀んでいるネイビーブルー に

混ざりに行ったスカイブルー

そこから 飛び出してきたのは深紅で

本当に空気になったね

間に合わなかった屋上で

膝が笑って崩れてくだけて哭いて ah



空気になった貴方を

吸い込んで飲み込んで

これでずっと一緒一緒一緒一緒





閲覧ありがとうございました!

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