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アイ・コンタクト

作者: 百合茶


凍えた指先

そっと息を吹きかけ

君へ送るよ


そっちではもう、

雪は降っているのかい?


何気無い一言

そうして今日も

送信ボタンを押した後

ふと気付くんだ

君との距離を


僕らはまだ出会っていない

それなのに

どうして僕らは求めているのか

朝から晩まで

僕は君と話しているのに

君の手も握れないまま


幸か不幸か

君の存在は大きくて

遠くて近い場所にいる

ねぇ、僕らは

幸せだよね?

これはきっと恋だよね?


愛してる

愛してる


繰り返される

言葉のやりとり

この中にいくら嘘が

混じっているのか

探るつもりはないよ


でも僕らは求めてしまう

触れ合う肌の

確かな温もり




きっと来ない

最終バス

君の返事を待っている


ねぇ、君との関係も

いつか途絶えてしまうのかな?

もしもそうなら

せめてこのままもう少し…

君と夢を語りたい

今日も明日も

行き場のない手が

寂しいけれど…



ねぇ、僕ら幸せだよね?

嘘でさえも

綺麗な真実



きっと誰より幸せだよね?

触れなければ

傷つかない



比べる事でしか

測れない幸せを

本物だと信じているんだ


寂しくなったら

(アイ) コンタクト

繋ぐ手の代わりに

握るモバイル

僕ら、離れてなんかないよね?

どこだって電波は届くから


握る手の中に

愛 コンタクト

僕らを繋ぐ

無機質なモバイル

いつか、君と交わせるのかな?

柔らかなキスと

eye コンタクト



ケータイがあればどこでも繋がる…

愛の形も変わってくるのかなぁ。と、思ってみたりするものです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして、ウメ子です。 分かるなぁと思う詩でしたし、こんな風に想われてみたいとも思いました。 素敵な詩だったので、また百合茶先生の作品を読みたいです。これからも執筆頑張ってください。
2007/12/30 19:11 退会済み
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