#93~力の組織~
少しやり取りに改稿を入れました。話は変わらないです。申し訳ないです。
飯吹が『法力連続傷害事件』特別捜査本部の部屋、作戦室Ⅰから出ると、走り、階段を降りながら、肩に掛けてある無線を持って喋り出す。
『ガッ、』『こちら01、出動要請。行先は県外。8人の前線指揮車で02トップ・装備標準で出る。ブリーフィングは車内。行先は県外。03どうぞ』
飯吹が流れる様に目的地を強調して言い、清虹署の車庫に向かう。
と、ワゴンタイプの装甲車が一台、『ヴォロロロ…』とエンジン音を野太く響かせ、飯吹の元までやって来る。
車には飯吹が隊長を務める・実戦隊の精鋭、八人が乗る。
飯吹の無線から音。『ガッ、』『こちら03、隊長の装備一式用意してあります。』と、03こと鎌谷が言うフォローの声。
運転席には実戦隊・二番手を務める02がハンドルを握る。その腕には青色のバンドが通してある。
飯吹は、スピードを落とし、トロトロ走行の指揮車、後部ドアから車に乗り込むと、車は西に向けて『ブォォオ、グォォォ……』とアクセルを踏んだ。
暗いが、見渡せるほどの光量の車内には同じ顔・細身なシルエットの顔が五つ。隊員間の目印として、作戦行動中は腕にカラーバンドを付ける。
運転席に黄色のバンドを付ける02、助手席に白のバンドの04と言った感じだ。
01こと飯吹は03・鎌谷から赤色のバンド、腰のホルスターに置く、暴徒鎮圧用のゴム弾ピストルを受け取る。
走行中の車内で飯吹は、赤バンドを腕に、ゴム弾ピストルをホルスターに置く。
ブリーフィングを待つ面子が居る、車内から緊張の色が見え隠れする中、車内最後尾箇所に座る飯吹から指示が下る。
「場所は他県、スクラップ工場。対象は『この手』サブリーダーの国近の身柄拘束…」
時折『ガタン、ガタン…』と言う衝撃音に揺さぶられる中、次の言葉を待つ隊員達、車内中ほどに座っている隊員は黙り、前方の運転席、助手席の二人もどんな音も聞き洩らさない様に、固唾を飲んで次の言葉を待つ。
『ガタン、ガタン、ゴドッ!、グッ…グゥゥゥ……』『お腹すいたな……』
『オホン、隊長は軽食を…作戦構想は指令書を元に私が本作戦の説明進行を務めます。まず、現場に到着し始めに…』
03が、すかさず口を割り込んだ。鎌谷は最年少ながらも、法力四系統を全て使える者で、飯吹と良いコンビである。時期隊長候補の一人だ。
それを聞く飯吹はマスクを外して軽食を取り始める。腹が減っては何とやら…。
飯吹達、法力警察特捜課実戦隊・通称、前線隊は、とある県の山沿いにある、施設に到着する。
廃棄処分の電化製品や、重機、車両等を廃棄・リサイクル出来る物を分別処理する工場だ。
駐車スペースが施設敷地に比べて無駄に広く、施設の駐車場を貸し出ししている所らしい。駐車場の端・施設と反対側の場所には建物が一つ。
工場施設が雇う駐車場管理人、廃棄物運搬ドライバーの休憩場所、それに伴う売店・レストラン、駐車場貸し出しの受付を一つにまとめたコテージ風の建物だ。
飯吹は軽食用の固形栄養補助食品を口に含みながらコテージ風の建物に入る。
マスクをバイザーの様に上げて、反ヘル状態の飯吹。
建物に入った所で声をかけられる。声の主は建物入り口のレジに立つ、50は越えてそうな男性だ。
「いらっしゃい、ん?廃品回収の姉ちゃんかい?持って来た物はあっちの建物に持って行ってよ?それとも…トイレかい?ここではヘルメットを外して貰えると助かるなぁ?見ない顔だけど、どちらさんで?」
「いえ、廃棄業者ではありません。法力警察です。国近麻美さんを探しています。調べは付いています。無駄な抵抗はしない様に。怪我をされたくはないですよね?」
『なっ!法力警察が!!』と、男は、いつも見ている法力警察とは思わず、狼狽えてしまう。ジタバタしながら、無線を取り出し、法力警察の来訪を伝えようとした。
『ピッ!』『姐さん!ぐがっ…』『ドスン!』男が見た目よりも随分若い声の苦悶を上げる。飯吹が無線を持つ手を掴み、上体を引いて投げ飛ばしたのだ。
男は手に持った無線機を放り出しながら、売店の棚に頭から突っ込む。
手からこぼれた無線は『パシッ!』っと飯吹が空中で掴んだ。
『ピッ!』『どうした?貴俵?何だ?』無線から女の声。
飯吹は上げていたマスクをかぶり、発言する。
『風の声…』
『ピッ!』『どうした?貴俵?応答しろ!』…飯吹は無線のスイッチを押して、喋り出す。
『ピッ!』『姐『ピュ…』い、腹が痛く『ピュー…』…すぐに交代を頼『ピュゥー』ます。』
『ピュー…』と風切り音を発現させ、声を聞き取りづらくさせて、声色は先ほど投げ飛ばした男に似せている。それを聞いた無線機は言葉を返して来た、
『ピッ!』『あぁ?良く聞こえねぇよ?腹が痛い?チッ!一人やる!さっさと糞して来い!』
飯吹は無線を売店の棚に投げる。、頭から棚網にぶつかり、泡を吹いている男に返したのだ。
今度は肩に下げた無線に指示を飛ばす飯吹である。
『ガッ』『モグラ叩き、駐車場全方位を注視。人が出て来た箇所は?』
数瞬で返事は返って来る。
『ガッ』『こちら指示車トップ、駐車場奥の壁と壁の隙間から。モグラ一匹。モグラたたきはこちらから。隊長は目標へ。サポートに03を付ける事を提案する。』
無線の相手・02からは一人付ける事を打診される。飯吹は考えてから返事をした。
『ガッ』『鎌谷はお留守番、と思ったけど、現場経験にバックで。』
そこで指示車からの肉声。
『自分、03何ですけどねぇ!』
『バカ、バックアップだよ、お前はバックパッカー!!』
『黙れ!』
そんな言葉を裏に指示車から二人の隊員が出る。
04と03だ。
飯吹こと01がコテージ風の建物から出ると、そこを目指していた男が立ち止まる。
状況がおかしい事に気付いたのだ。
04が音もたてず、現れた男・モグラに近寄ると無警戒を付くようにして『パシッ!』っと腕を取ると、『ふんぁ!』と一本背負いを決めた。
意表を突き、ある程度近くにいる相手には柔道を使う事で失敗が少ない。
柔道は相手の肉体・体格によって技が決まる、決まらないの差が少なく、技を掛けられてからの回復が難しい。
技を掛ける側にある程度の技術があれば…だが…
不(ry
微妙な所で申し訳ないですが、もしかしたら…
少しの間、充電期間として、遅れるかもしれません…




