#54~力の最近~
少し言葉じり等を改稿しております…話は変わりません…
夕おば…夕お姉さんの服装はTシャツにズボンはスラックス、肌はシミも無い柔肌が綺麗な36歳で、体型は肉付は良い部類だろう。髪の毛は頭の横で纏めている。やや目の下にクマが出来ているが、これでいつもの姿である。
そろそろシングルな事に焦りを感じてきているお姉さんだ…前は20代の年下男性と仲良くしていたそうだが…『一方的に逃げた』とか『逃げられた』とかなんとか……
……どちらが本当なのかも、その理由も、勝也は現在進行形でひしひしと感じている状態だ…
クマの上に少しキツメな目を光らせる夕お姉さん主体となり、暗室状態になっている二階事務所・兼夕お姉さんの寝床(水道付風呂無しトイレ共用)でフィルムの現像が始まる…
部屋の電気ポットでお湯を作ると、ポリタンクに入った薬品・水道・お湯を駆使して必要な準備を始める。
部屋の隅・さらに分厚いカーテンで区切られた一角に、夕はレンズ付きフィルムを持ち込み、フィルムを現像する。
フィルムを現像する事でそのフィルムはそれ以上写真は取れなくなり、そのフィルムで写真を印刷する事が出来る。
本職のカメラ屋さん・勝也の叔父・夕の兄である務も認める手際でネガを取り出し、ネガ先端部分をハサミで切り落とすと、ネガを露出させる。ネガを取り出すと、握り拳二つ分ぐらいの容器に入れた。
その容器に薬品を入れ、容器を振ったりしてフィルムに薬品をしみこませている。
それと並行して写真を印刷する機械の電源を入れたりと印刷の準備も始めてくれる…
現像等は扱いに注意が必要な薬品を使うので勝也は手伝いが出来ず、邪魔にならない所であたふたしているしかない。
すると、それをカーテン越しに捉えた夕が勝也に声を掛ける。
「…そういや、勝也はデジカメ買って貰ったんだっけ?写真は撮ってる?」
「い、いやー…まだそんなには…撮れてないです…学校には持ってかない様にしてるんで…そんなに写真は取れてないんですよ…」
勝也は敬語を織り交ぜ、及び腰で応える。
夕は『ふーん…』と気の無い相槌を挟み、さらに踏み込んだ事を聞く。
「じゃあ、撮りたい物とか無いの?勝也の歳じゃー…まだ景色の写真とかは早いと思うけど…」
「はい…景色はあんまり撮ろうとは思ってないんですけど、記念にいろんな物を撮ってますね…写真として残れば、後でそれを見ればその時を思い出せて良いかなー?…って」
勝也の受け答えが”聞きたいモノ”では無かったらしい夕はさらに言葉を重ねる。
「ふーん…まぁ、大の言いそうな答えだねー…あ!、じゃあさ、最近撮った写真は何?」
勝也は聞かれた事すぐに言おうとあまり考えずに答える。
「最近は…今現像してもらってる、公園の写真で…その前は…はるっ……かっ!う゛ん!…あ、あれ?……撮……って無い?かな………ーぁ!厘を撮りましたね…」
勝也は言葉を濁して応えるが、動揺し過ぎてしまった。
「ふぅん?厘?なんで?何かあったの?」
「い、いやぁ…厘が…厘が……何かの拍子に普段は着ない着物を着たんで…折角なら記念に…って…」
夕は『我が意を得たり!』と笑いながら言う。
「そっか!厘の着物姿を撮りたくなったんだね!春かぁ……」
「えっ!……っ!夕お姉さんって…”春香”を知ってるんですか!?あの時の事は…誰にも言って…母さんにも写真の事は言ってないのに…」
「ふふん!!そっか、春香って娘の着物姿を撮る為に厘が一肌脱いだのかーーふふっ!!良いねぇ…勝也達は…」
「えっ!カマ掛けて……夕お姉さん……そんな事ありませんよ!誤解なんです、誰にも言わないでください…いや!そんなつもりは無いですよ!」
「ふぅん?ま、そういう事にしておこう!はい、後は10分ぐらいで完成だ。写真印刷に25分ぐらいは必要だから…春香って娘の話をしながらお茶して時間を潰そう!」
「…はい…」
勝也は夕に娯楽を提供してしまったらしく…散々付き合わされる事になってしまった…
勝也が解放されたのは写真はとっくに出来た、50分後にである…
不(ry




