表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
力の使い方  作者: やす
三年の夏
369/474

#268~夕食の力~

#367~力の船に乗る!3日目、夕ショック!編~

のBパート的なお話し……と言うよりも

#366~中々にショックな力~

の続きです。

今回は大分遅れました……

「……ちょっと待っててください……」

平岩は清虹市の中心地近くに建つ複合マンション・”7カラ11カイ”の四階賃貸住宅利用者憩いのスペース・通称”俺たちの秘密基地”にあるソファから立ち上がり、自室の402号室に歩いて行ってしまった。


「もしかして今……結婚をオッケーしてくれた?」

「ンー……”何でもしますから結婚してください”……ドウナノ?」

「えっ?いっいやぁ……どうなんですかね?」

「っ?……俺が知るハズもないだろう?、、まぁ……」

平岩は飯吹のお願いに返事はするも、特に言葉を返さないで部屋に戻ってしまっている。

残された飯吹はコルネに、平岩の返事は了承の意味だったのかを聞き、コルネは長い事一緒にいたのだからココに住む者に疑問を向けた。

誰とも言わずにコルネから向けられた疑問を沼岡に集中させる斉田だが、沼岡は疑問に答えないなりに平岩の行動に当たりをつけている。




「……これ……」「「「……」」」

しばらくすると平岩は”俺たちの秘密基地”に舞い戻る。

彼は大中小な箱を”三つ”抱えていた。


「それ……」

「……それをやるのか……」

「ンン?……」

「むっ?」

斉田は平岩の持つ箱に見覚えがある様子で、沼岡は箱の中にある物の正体を掴んでいる。

『ゴトッ』

平岩は”俺たちの秘密基地”にあるテーブルへ箱を置くと、口を開ける。

「……携帯電話と……そのオプション品です。」

「……アッ、ケータイデンワ……」「うん……」


『ガァ……』

平岩はテーブルに置いた箱の一つ・一番大きい箱を開け始める。

「「……」」

ソコにいる二人の女性は平岩にただ視線を向けるだけで、平岩に何かを問おうとはしない。

「……ゴトッ』「コレなんですけど……」

平岩はテーブルの上に箱から取り出した携帯電話を置く。

「……」「……ン?」

彼がテーブルに置いた携帯電話だが……それは大きな画面を有している物ではなかった。

形としては筒状で、”立たせて”置ける物だ。

飯吹は口を開けないが、その隣に座っているコルネは疑問符を頭に浮かべている。

「コレ、モビィールテルフォン?」

コルネは口に出して聞く。彼女には関係のないモノでも、疑問に思った事は何でも聞く女性の様だ。


「はい……その……少し前に出た”カスタム式の”スマートフォンでして……」

「カスタム?」「……」

「名前は”ダンベルフォン”と言います。これは”携帯端末の核”となる部分で、これには音声通話機能しかありません。ですが、コレの上下にいくつかのモジュールを装着して機能を拡張させる事が出来るんです。」

「モジュール?……」「……?……」

「コレが出た時は、自作PCならぬ、”自作セルフォン”と言われていました。」

「「……?……」」


「基本構成は外部演算CPUと外部バッテリー、タッチ操作式のワイヤレス液晶画面です。コレでワイヤレス画面で普通の”スマートフォン”相当の事が出来る様になります。まぁ、メモリーカードを積まないと容量が足りませんが……私がこれに大容量のモノを差しているのでこれも付けましょう。一応この端末のメーカー以外でも様々なメーカーが毎年画面モジュールやら演算モジュール等を出してるのでスペックが足りなくなったら最新か、手頃な型落ち品を買い足せば長く使えるハズです。」

平岩は”自作セルフォン”と言われる様になった機構を説明する。

モノとしては通信規格はWi-Fiだけのタブレット端末と、通話も出来るデータ端末がセットになっている様なモノだ。

各メーカーが携帯端末を作るのではなく、自分たちの得意とする分野の部品を 携帯端末を作るより価格を抑えて販売する様なモノだった。


「「……」」

「あの……何か質問はありますか?」

特に口を閉じている訳ではないが、何も言わなくなってしまった飯吹とコルネに平岩は声をかけるのだが……

「別にやめろとは言わないが、もうちょっと簡単なスマホにした方が良いんじゃないか?多分半分も理解してないぞ、この人。”ナップォン”あたりの方が良いんじゃないか?」

「……モノとしては良いと思うんだけど……まぁ、確かにそれでも……」

二人の……と言うより、飯吹の反応を見て沼岡は別の携帯電話を平岩に勧める。

平岩も彼女の反応を見て考えを改めようとしていた。

「……」

「ふぅ……終わった終わったにゃ……今日の晩御飯はにゃ……ぁ!……」

”俺たちの秘密基地”にいる者達が沈黙し始めた頃、ソコに訪れる者が1人。

「……まだいたん……だ……」

それは三夜だ。彼はコンビニのお弁当が入れられた袋を手にしている。



今日は小袋怪獣行け!の共同体の日でしたね……

すみません……今回は早く上げられませんでしたし、時間もかなり遅れています……


ダンベルフォン……出ないですかね?

自作セルフォン……現状のテザリング端末・タブレット端末とガラケーの二台持ちしている人が少しはいると思うので眉唾な運用形態ではない?ハズ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ