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力の使い方  作者: やす
三年の春
33/474

#32~力の誤解~

少し短いですが…自然公園は住む地域によって結構違うと思うので…

この場面は…林と森の中間程度な公園と思っていただければ…

使い捨てカメラは手巻きでした…それについて改稿しております

「勝也!『喉が渇いた』ってアピールしてるじゃん!」

と春香は呼び名を戻して言った。勝也は返す。

「はぁ…春香はそればっかりだな…俺は駄目だよ。公園の水道水(・・・)をそのまま飲め…」

「い・や!またミネラルウォーター作ってくれてもいいじゃない!!減るもんじゃなし!!」

春香の悪い方向(・・・・)のお嬢様振りが発揮されている。

その声に食いつく者が一人。


「水道水がミネラル…あれ?ミネラルを操作するって…まさか…水管理(ウォータマネジメント)!!そ、そんな大技が出来るの!?」

純一が勝也の技量を推測して大声を出して詰め寄る。勝也は困り顔で言う。

「い、いやいや、そんな大技出来ないよ…前に父さんがやってくれて……聞かなかった事にしてくれ…てか声がでかいって!!」

勝也は法力の話を大声でする純一を怒鳴る。『あー…面目ない!』と純一は軽く謝る。


「アマチー君?なんか…『レンズ付きフィルム』が撮れなくなったんだけど…」

「え?どれどれ…って、朱音、撮りすぎぃ!公園の風景を取る前にフィルム切らしてどうするの!!」

「勝也ー、このカタツムリがうまく撮れてるか解らないんだけど…『カシャ!ジッ、ジッ、ジッ…カシャ!』」

「七川それ近すぎぃ!レンズ付きフィルムなら肩から指先ぐらいは離して取らないと!…いや、あえてピンボケ(・・・・)写真を撮りたいなら、それで良いけど!!」

『カシャ!』

「ふふ、題名『怒ってる勝也』良い写真が撮れ『春香!お題は『公園の春』じゃーい!盗撮禁止!』あ!……」


『ハァハァ…』と息切れする勝也は次々と勝手な(・・・)行動をするその場の(・・・・)班メンバーに怒っていた。言ってしまう。

「お前ら!!勝手な行動するなぁ!!!」

『へっ!』『『『『『!』』』』』


『なんっ……!』と勝也はタイミング良く現れた者を見て固まってしまう。

「ご、ごめん…学校に忘れ物(・・・)を…取りに戻ってて…勝手な行動を…」

「いや!マナーのは良いよ。トイレ(・・・)ぐらいは…、漏らしちゃ大変だし…」

……


「バカぁ!!」『パンっ!!』『ダッ……』

『…ャ』『『『あっ……』』』

丁度よく現れたマナーこと斉木茉奈の『お花摘を(・・・・)』を本人は嘘をついて隠したにも関わらず、あっけなくバラシてしまう勝也。季節が違うのに、モミジ柄を顔に付けられてしまった。マナーは学校に帰ったわけでは無く、来る途中の他の公園にあった公衆トイレを使うため、学校から自然公園までのルートを少し離れていたのだ。


その場面を一人、『ニャ…』とほくそ笑む春香。その顔は誰にも見られなかった。

不定(ry

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