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力の使い方  作者: やす
三年の春
28/474

#27~力の裏の顔~

『はっ……』木刀を燃やすと『不審者』の男が何かに気付き言う。

「お前は…?何だ?どけろ!俺は帰るぞ!!不愉快だ!!」

男の言い草にこらえきれなくなった秋穂はブチ切れる。

「貴様ぁ!!…覚悟は出来ているんだろうな!!土の剣(ソイルソード)っ!!」

言うと、『亀様(かみさま)の庭』の硬質な土に手を突き刺す秋穂。

地中から何か(・・)を妖艶に引き抜く。

(ソード)?…だと?なんだ…それは…」



土系は特殊な系統だ。それ以外の三系統は生成技があり、基本的に地球上のどこでも技を使えるが、土系だけは生成技が無い。代わりに、実態・質量を伴う土を操るので一度発動してしまえば、技にもよるが継続して法力消費が無い。

なので、土系は主に土・または類似品の形成物しか作れず、言ってしまえば、ほとんどが人の手で作れる物しか作れない。出来て、もろい『鉱物』か、『焼き物・土器』ぐらいである。

鉱物で剣を作る事も出来るが、脆く、刃物としては使えないので『土の剣』という技は無い、あっても、前に秋穂が作ったワイドソード調の棍棒である。


秋穂が地面から引き抜いた武器は純粋な鋼の真剣だった。刀である。



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法力には四系統しかないと言われているが、実は希少種がある。それらは特異系統と言われているが、世界で見ても指で数えられる程しか無く、それも二系統以上の『同時発動』による副産物。として見られているが、目下研究中である。

秋穂の『土の剣(ソイルソード)』は正確には『鋼の剣(スチールソード)』と言った方が適しているが、現状はそう呼ぶしかない。

もちろん銃刀法違反物だが、法力で発動し、法力で消せるので『法力免許で十分。』という言い草である。

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男はたじろいで言う

「なっ……最近はそんな土系の技があるのか?…くっ…そんな武器を振り回すのか?俺に!?…えぇぇ!?俺は無手だぞ!」

と言い、ナイフを捨てて手の平を見せる男。秋穂は誰にも見せた事のない冷徹な視線で吐き捨てる。

「えぇ……痛くない様に意識を刈り取ってあげますから、安心しなさい…」

秋穂は危うい空気を携えて男に宣告する。

「…知ってる?逆刃でも骨が折れて、血管が詰まれば…下手したら部位(・・)を切断しなきゃならないのよ?…今楽にしてあげる…その手があるから駄目なのね…」

男が秋穂の危うさにたじろいで後ずさる。秋穂の目が鋭くなる。

男は膝が震え始めていた。

男は身構える。

…………

………


「…ヤレヤレ…校門が騒がしいかと思えば…変わらんなぁ…どっちを止めれば良いのか判断に迷う…はぁ…」

男の後ろから壮年さが漂う声がし、深みのあるため息が聞こえると技の発言。男は振り返れない。

木生成(きのいぶき)、『ググッ…』『なっ…お、おい…ぉぃ…』『ググググッ…』お久しぶり、金山のお嬢さん…いや、今は『烈土の鬼女さん』かな?」

「清田校長!!お久しぶりです。金山秋穂です。申し訳ありませんが…『烈土(れっど)』は言いにくいので勘弁してください…勿論フリですよ!?清田校長が見えたので…こちらに意識を向かせるために…」


体格は決して太めではないが、王者の風格と白鬚をなびかせ、見る者を圧倒させる人物が愛嬌のある笑みを携えて、昔の教え子に挨拶を交わす。

教え子と言っても校長と一生徒の間柄ではあるが…旧知の仲である。


清田校長が放った法力は、男の足元から木を生やらせ、木の先端にひっかける様にして地上5mの高さまで釣り上げていた。


清田校長は特異系統の木系、秘術『木遁』の使い手だ。

不定期(ry

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