白色×真っ白城
ギィ。パタン。でてきたのは…裸足の…女の子。染めてあるのか、青い色の髪の毛を耳の下で小さく無理やりしばったショートヘア。超ミニなスカートをはいていて、スパッツがチラチラみえる。上は白の半袖。その子は大きく伸びをしてから、
「やっぱり、きたね。」
とひとこと。
「あっ。」
その声は、電話で聞いた幼い声だった。
それにしても、やっぱり、とは…まさかなんでも屋!?
「そぅ。ここがなんでも屋。」
心を読まれたかと錯覚するような一言。
…ペタン。ペタン。ペタン。ペタン。…
「あっ来た来た☆★」
ギギ…パタン。ビーチサンダルを履いている。膝までの半ズボンをはいている。上は黒いものを着ている。さらにその上から、季節にあわない体全体を覆うほどデカいコートを羽織っているので、ノースリーブか半袖かはわからないが。ファッションセンスは無いに近いと思う。身長はざっと150くらいと考えていい。
髪の毛は結構長い。恐らく、肩から15センチくらいだろう。
「私はここの店長。宜しくね。」
にかっと笑うその笑顔ではなんだか心が落ち着いてしまう。
「どうぞ。掛けて。」
店長さんが、真っ白い椅子を指差していった。
「はい…。」
逆らっては行けない気がして、真っ白い椅子に腰掛ける。向かいに、店長と女の子が座った。
「ジャァ早速悩みを…」
「待って音虎」
女の子がしゃべりかけたことを、店長がとめた。
「…?わかったよ!」
ネコ??この子の名前なのか?変わってるなぁ…。
「鼓 光夜。」
ビクッ。
「千代。君の息子の名前だね?」
「な…んで私の名前を?…光夜の名前を!!?」
すると店長はニコッと笑って、
「これが仕事なんだ。」
…いや、理由になってないしな。
「僕が君のことをよく知ってるから、君の心も安心してここに来たんだよ。悩み事も知ってるから。」「…勝手なこと言わないで下さい。」
落ちついてきた。だからしっかり言えた。
「何でこんなとこに来たか、なぜ、あなた達が私のこと知ってるかなんて分からない。でも非常識なことばっかりだし。…元の場所に戻して下さい。」
「…」
「…」
「…」
三人がソロって静かになる。沈黙をといたのは音虎だった。
「…あの、紅茶いれてきます。」扉から音虎が出ていった。途端に…それが合図立ったかのように店長が喋り出した。
「改めて。こういうものです。」
名刺をだされた。
こう、書かれていた。
なんでも屋 店長
剣 莉子
「僕に任せてよ。コレ、生きがいだから。」
まだ頑張ろうと思いますが、どうでしょうか??感想お願いします。