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太陽の人と、日陰の僕  作者: ことね
僕と先輩の出会い〜大学生活について
7/9

新入生歓迎会イベントに向けて〜イベント当日!

いつもありがとうございます!!

EP7も、引き続きよろしくお願いします!


ごゆっくり、お楽しみください♪

 イベントの内容も、どんどん具体的になってきた。


「どんなテーマでやろうか?」

先輩たちと僕で考えていく。


「あ、あの。」

僕はおずおずと手を挙げる。

先輩たちがみんな僕を見る。とてつもなく緊張する。


「この大学に来ることは、色んな想いがあると思うんです。僕みたいに、希望してくる人もいれば、希望大学に落ちて来る人もいるわけで。…そういうの、みんなに話してもらうのはどうかなって。」


下を向きながら話す僕に、林先輩は大きく頷きながら称賛してくれる。


「うん、いいじゃん!!」

その言葉に続いて、他の先輩たちも称賛してくれる。


「やってみよう!!」

大城先輩が勢いよく言う。


このオーキャンスタッフの一員として、僕も少し役に立てたような気がして、嬉しくなった。


 ーーイベント当日。

 僕と先輩が集客した学生さん、教職員の人たちが集まる。中規模の教室が瞬く間に人で溢れる。


「頑張ろうぜ、春輝。」

幹樹先輩が言う。


「はい!!」


イベントは、小グループに分かれて、オーキャンスタッフがファシリテーションをすることとなっている。人数が集まっているので、僕もファシリテータとなることとなる。


緊張で、呼吸が浅くなる。手の震えを必死に抑えていると、幹樹先輩が少し離れたところから、ガッツポーズをして口パクで「大丈夫!」と言ってくれる。


そんな先輩を見て、僕は少しずつ落ち着いてくる。

頭を下げてお礼をする。


イベントのテーマは、①この大学に入った理由、想い。②これからについて。③大学のいいところ。について話し合いを行なっていく。


初めてこの大学に入学してきた僕の同級生も、先輩もそれぞれが思い思いに語っている。その内容も、姿も、表情も、本当に感動する。


みんなの想いが、なんだかくすぐったくて。愛おしくて。…僕はなんだか胸がいっぱいになる。



 イベントが終了を告げる。でも、教室内は熱気であふれていた。

ーーあぁ、、すげえな。その空気に酔いしれていると、幹樹先輩がやって来る。


「よく頑張ったな!」

「はい!ありがとうございます。」


 その日提出された入部希望は、5人だった。先輩たちは、どこか安堵した様子を見せた。

ありがとうございました!!

もしよろしければ、いいねや感想をお待ちしております!!

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