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太陽の人と、日陰の僕  作者: ことね
東京での、僕たちについて。
68/69

陽だまりに生きる僕たちの物語

Ep68です!

よろしくお願いします!

 お花見をした翌日。先輩と僕はゆっくりとした朝を過ごしていた。


僕は自分の部屋でアルバム日記をめくっている。


写真と一緒に、小さなカードにその時の想いを書き記し続けている。




7年前の夏休み。僕は幹樹先輩と会った。


水々しい青葉と空の写真の下に、

【すごく眩しい人に会った。まるで夏の空のように爽やかで、陽だまりのような笑顔をした男の人。

日陰の僕とは正反対。


また、会いたい。】


……と記している。



……懐かしいな。目を閉じて、回想をする。




 ーー7年前。大学のオープンキャンパス。

 幹樹先輩は、まるで陽だまりのような笑顔で僕たちを迎えてくれた。


「よく来たな!名前、なんて言うの?」

いきなり声をかけられて、戸惑ってしまったが、ぽつりと答える。


僕が自分の名前を答えると、先輩は「いい名前だな。」と元気に笑う。




あの時の笑顔は、とても眩しかった。


カードには、その日のタイトルが書いてあった。

【太陽の人と、日陰の僕。】


……日陰の僕。

確かに。この時の僕は日陰に生きていた。


でも、幹樹先輩と出会ったことで、僕はだいぶ日向を歩けるようになったと思う。


成長したんだな。



「アルバム?」

後ろから幹樹先輩が声をかけてくる。


「はい。アルバム日記です。…もういっぱいになってしまって。」


「本当だ。」



アルバム日記の最後のページに、昨日のお花見の写真を貼る。


ボールペンを持つ僕に、先輩は問う。


「なんて書くの?」


「んー、どうしようかな。」

僕は悩む。


……今の僕は日向を歩けるようになった。

僕だけじゃない。幹樹先輩たちと共に。


僕は頷いて、ペンを走らせる。


「書けたか?」

「はい。」


「朝ごはん食うか。」

「はい!」




電気を消そうと振り返ると、アルバムは、朝の優しい光に照らされて、まるで宝物のように輝いていた。





7年前のあの時から始まった、、



これは、

「陽だまりに生きる僕たちの物語。」





今回の挿絵は、私が描きました笑。

※無断転載禁止

挿絵(By みてみん)

ありがとうございました!!

これで完結です。


明日、後書きと、後輩に描いてもらったイラストをアップします。

最後まで、お付き合いください。

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