先輩との同棲生活
Ep64です!
よろしくお願いします!
東京に来て2回目の引越しが終わり、先輩との同棲生活が始まった。
「ようこそ、我が家へ。」
先輩は楽しそうに言う。
「お邪魔します!」
2人分の衣類や食器、僕が持ってきた物を並べると、やはり少し、部屋が狭く感じる。
「僕荷物持ってきすぎましたかね……」
先輩の邪魔にならないだろうか。
「そんなことはないよ。俺は部屋も賑やかな方がいいから。」
「では、お言葉に甘えて。」
「もうここは、お前の家でもあるんだから。」
「ありがとうございます!」
幹樹先輩は、この前の時から少し表情が明るくなって元気になった気がする。
なんだか、吹っ切れた様子だ。
…そんな先輩の姿を目で追っていると、幹樹先輩は不思議そうに僕を見る。
「ん?どした?」
「あ、いえ。何でも。」
「コーヒー今淹れてるからもう少し待っといて。」
「はい、ありがとうございます!」
先輩は、僕にコーヒーを手渡して隣に座る。
「幹樹先輩。」
僕は小さく呼ぶ。
「ん?」
「こないだ、また僕の名前をいい名前って言ってくれたじゃないですか。」
「うん。」
「あれ、どう言う意味だったんですか?」
「……俺にとってお前は、光なんだよ。春の木漏れ日のようなキラキラした暖かい光。まるでお前の名前みたいだなって。」
僕が先輩の光なんて。
畏れ多い気持ちもあったけど、それよりも、僕は、先輩からこの名前の意味を、……自分自身の意味を見つけてもらえたようで心地よくて。
「ありがとうございます。
……じゃぁ幹樹先輩は、冬の空に登る太陽ですね。静かにそっと僕を照らしてくれるから。」
「俺が冬生まれだからか?」
「……そうなんですか?」
「なんだそりゃ。」
先輩は笑い転げる。
幹樹先輩が、僕を優しく抱きしめて言う。
「でも、ありがとう。大好きだよ。」
「僕もです。」
ありがとうございました!!
これからも、よろしくお願いします⭐︎




